〔抗議声明〕

東アジア反日武装戦線兵士への死刑・重刑攻撃に抗議する!!

 一九七九年十二月十二日、東京地裁で東アジア反日武装戦線の四氏に対して、死刑・
重刑の判決がなされました。その日は霞ケ関一帯に約千人の機動隊と裁判所近辺に約二
百人の私服警官とが配置され、二日前から他の一切の裁判が中止されるという戒厳令体
制がしかれました。刑事第五部簑原茂広裁判長は、その訴訟指揮に於て、月二回の驚異
的スピード裁判、又、被告人・弁護人ぬきの秘密裁判を行ない、被告人・弁護人側申請
による証人の殆んどを却下し、結審と求刑を同一日に設定する等々に示されているよう
に、検察側と共に四氏の死刑・重刑に向かって突進し、大道寺将司氏・片岡利明氏に死
刑、黒川芳正氏に無期懲役、荒井まり子氏に懲役八年の判決を下しました。
 この裁判においても真剣に問われた戦争責任と現在の侵略については、何らの判断を
も示すことなく、事実上これをよしとしてこの判決はなされました。簑原裁判長は、こ
の死刑・重刑を民衆に向って正当化しようと、三菱重工爆破について、幾多の証拠に反
して全面的に殺意のデツチ上げをしております。又、荒井氏の幇助罪成立についても、

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弁護団の論証に何らこたえることなく、これを無視した断定を下しております。特に天皇
特別列車爆破計画については、その証人尋問を被告人・弁護人ぬきで極秘裡にしてひたか
くしにしながら、判決においては「憲法によって日本国及び日本国民統合の象徴たる天皇
に対し云々」と強調し、このこと自体人民に対する今日における天皇制攻撃であります。
 多くのマスコミが日本の現代史における自らの戦争責任を豪も思うことなく国家権力の
意図するところに迎合して報道しておりますが、東アジア反日武装戦線諸氏による興亜観
音(南京大虐殺)・総持寺(朝鮮支配)・北大北方文化研究所や「風雪の群像」(アイヌ抹
殺)の爆破も、天皇特別列車爆破計画も、侵略諸大企業爆破も、そこには、戦前から今日
に至る侵略の歴史の中で、これらへの打撃を、東アジア人民の過去・現在の闘いと呼応し
て、日本人の側から日本人の責任において担おうとする意図がありました。特に天皇特別
列車爆破計画は、東アジア数千万の人民を殺りくした「皇軍」の最高司令者として最大の
戦争犯罪人である天皇を、現在の天皇制強化の中で人民の側から断罪していこうと志すも
のでありました。
 諸外国の例とすう勢に反して日本ではいまだに死刑制度が存続しその執行がなされてお
りますが、私たちは国家権力による人民支配の極限状態としての全ての死刑に反対します。

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 又、最近政治犯への極刑攻撃がとみにしげく、ここに戦後はじめて政治犯への死刑判決
がなされたのですが、私たちは国家権力による報復裁判としての死刑攻撃に反対します。
 私たちは、国家権力が完全に圧殺しようとしている東アジア反日武装戦線の諸氏の行動
の中にある真摯な意図を訴え、それぞれの立場から、その立場の相違をのりこえ四氏に対
する死刑・重刑に反対するものであります。
 この〔抗議声明〕は東アジア反日武装戦線諸氏への死刑・重刑攻撃に抗議する呼びかけ
人の会が署名運動をも進めているものです。署名運動にご協力ください。

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