支援運ニュース No.173

力をあわせて闘い進めよう。共に!


97.1.9 浴田由紀子

 待ちに待った「支援連ニュース172号」は、次号版下当日に着いた! で、あわてて今これを書いているのだが…書きだめしときゃあいいのに…と年始早々から、今年もまた…と、編集委諸氏のため息が聞こえてきそうだ。172号によると、塀の中も外もみんな元気そうで、ヨカッタ!
 あとひとつ172号のグッドニュースは、「こんどから、手紙が活字になる」という話。エカッターッ!これで何のうれいもなく(?)仲間達に手紙が書ける(か? 編集委だけを泣かせばすむ…ということだよね?)。ホームページ開設、おめでとう!

ペルーの「日本大使館占拠人質事件」というのが、毎日新聞にのっていて…いろいろあるが…最も私を驚かせているのは、人質になっている「日本大使館主催の天皇誕生祝賀会」のゲストとされた人々の中に、何故にかくも多数の、1国の治安当局責任者が名をつらねているのか、ということです。聞くところによると大統領が対策会議を開こうとしても、会議メンバーであり、相談相手たるべき人々はみな人質になってしまっているというではないか。地球の反対側の国の人々が、「たかが日本の天皇」の「どうでもいい誕生日」を、こんなに盛大に祝ってくれるというのも驚きだが、それ以上に、まるでこのゲストの顔ぶれは、ペルーの国の中のことのようではないか。外務省やちょっとしたODAがらみの利権屋が外交辞令の類でやって来ているとはいい切れない顔ぶれ…。世界中のどこの国でも、こういうふうに警察機構のトップとか、テロ対策の最高責任者とか、治安当局のもとじめとか最高裁のエライ人とか……が「日本のテンコーのタンジョウビ」を「お祝い」しに来てくれるものなのだろうか。
それともペルーだから特にこういう人々が、日本大使館や「テンノー」と仲良しなのだろうか。ついこの間も「協力」し合ったばかりだし…「あんときはどーも」とか言ってよんだんだろうか…etcetc。メンバーリストを見ているとまるで宗主国の「お祝い」に無理やり参加させられてる植民地のカイライ権力者のリストみたいだなと思ったりして……
テンコーのタンジョウビだからこういうプレゼント考えたのかな…疑問はつきない。

シャコ同志からの本は届いた! 多謝! 95年分はほぼ読了になりそうだったところへ、ドワッ!と来たので「ヨーシ!キャッホー!アリガトサンヨ!」というわけで「虹色のトロッキー」から順に読み進めている。(172号を見て、「何故アイツに見ぬかれてんだ?!」という気がするけど……誰か「ゆきはマンガから先に読む」って言ったか??)
95年度分は、順次本欠乏症の吉村同志の方にまわしている。「東拘だと1日3冊読める」って?!誰が? 1日1冊360冊/年に挑戦したけど、マンガ入れないと300冊いかなかった。
今年はハッハッハ…「質で勝負する」と早くも転向宣言です。また送って下さい。待っています。順にfollowしていったらそのうち頭がシャコ化(*) してくるんじゃあないかと、ワクワク・ドキドキ楽しみにしています。(*中身の話です!まちがえないように!)

T状況
12月中旬から、1人で電車に乗って面会に通えるようになってます。で冬休みの間、ほとんど毎日東拘に通勤?! 今日はママ、明日は丸ちゃん、明後日はオカーサン……。(吉村同志とも今年に入って接禁解除になっています。)
1月からは、何とか、日本の中学に通えることになりました。「オソーシキみたいな制服だからこんど着て来て見せてあげるよ」と言っています。軟派で行くか硬派で行くか…考えている様子。
皆に守られ、支えられて、元気にはりきっています。
国籍取得の方は、今東拘の「前例がない」という口実での「採血拒否(DNA鑑定のため母の血を採る)」によって、頓挫させられています。前例がなかったら何だというのだ。自分の頭で考えたくない、いや、認めさせたくないということでしかありません。(彼らは前例があったって、これまで可能だったパンフの宅下げを不可能にしたり、面会時間を切りちぢめたり……。してるじゃあないか)
1日も早い国籍取得に向けて様々な方面からの闘いにとり組んでいます。知恵と力を寄せて下さい。

浴田裁判
三井闘争に関しては検側証人の種切れで、おそらく今月いっぱい。2月からは、大成に入ると思います。思っていたより(証人足りないから)早く進んでいますが、今年も、チームワークを大切に、しっかりととりくんでゆきます。大成からは(敵の論理では)3グループの「協共」「連携」という話なので、いよいよ、将司君達と……。
勝たなければなりません。今年はもっと勉強をして…と思っています。共に闘い進めましょう。

獄中の同志達も、獄外の仲間達も、寒さや、冷めた政治状況にやられないようにして下さい。「歯止め」の欠落を痛感する事態があっちこっちでおこっているけど、だからこそ足元からの闘いを、生活の場からの連帯と共同を強固にうち固めてゆきましょう。
人々は元気です。応えなければならないのは、私達かも知れない。がんばろう、共に!

97.1.9 ゆき子




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