支援運ニュース No.175

前進あるのみです。いつでも、ともに!

97.3.4 浴田由紀子

お元気ですか。

 「水ぬるむ」と思ってのほほんとかまえていたら「Lebanonで5人拘束」というNewsが飛び込んで来て、「ンなやばいか?!」とちょっと姿勢をたて直し。
 Newsの流れを見ていると、又もCIA・日本警察がLebanon内で地下情報戦を違法に展開し、Lebanon政府の一部に圧力をかけていさみ足を踏ませた。大々的にマスコミ宣伝もやらせて既成事実に仕立て上げようとした。ところがドッコイ、Lebanon政府も、アラブ各国もそんな簡単に「我らが友人」日本赤軍をとられる事に同意するわけがない。のでスッタモンダになっている。3月3日の朝日新聞によると橋本が親書を送って、その中で、「Lebanonにおいて日本の治安当局者が直接に捜査・尋問することを認めよ」と要求している! 何を考えているのだ! 独立とか、主権とか……わかっていないのか知ら?! 金で何でも買えると本気で思っているのか知らと疑いたくなる話、(元々、派閥のかけひきを“政治”と勘違いして育ったような奴に、国政をまかせるのがまちがっているのだが)ルーマニアやペルーでやられた同じ事を、日本赤軍に対して、アラブでもやれると考えているところが、何もわかっていない!
 90年代に入って、世界情勢の変化の中で、パレスチナ・アラブの解放闘争が直面している新しい時代への変革と、米帝世界支配に抗する闘いの困難の中で、彼らと我々との関係の在り方も又、変革の時に来ています。
 25年間、アラブ・パレスチナ革命と共に歩み、その中で学び培って来た、日本赤軍の思想・立場・視点は、どんな情況の中でも、変質したり、消えてなくなったりする類のものではありません。私達は、いつでもどこでも、我々がなすべき事を、人々と共に進めていくだけです。もし同志達が、日本につれ戻されるようなことがあれば、まさに「国内戦力の強化」です。この国における革命の推進を直接的に、日本人民と共に担ってゆけるのだから、新しい時代のまさに幕開けになるということです。共に、闘いを進めよう!

浴田裁判は

 2月から、大成建設爆破闘争の審理が開始されています。大成に関しては狼グループの同志達も共謀をデッチ上げられているため、第一次統一公判の中でも一部審理されています。今回はそれをふまえて、だからこそここで、第一次公判のデタラメさ、手ぬき拙速をバクロしていくものにと、じっくり取り組んでいます。同志達も総括ふまえた知恵と力を寄せて下さい。「二回目」「共謀」を武器にすべくがんばります。
 そして、来る3月28日の公判には、パスポート裁判の懸案であった“筆跡鑑定人”が証人として登場します。これでパスポートに関わる「デッチ上げ起訴」は科学的に粉砕される事になるでしょう。加えて、検事は「今年度中に」提出を約束した「超法規釈放に関わる答弁書」を出さなければなりません。検事が出したくない、むつかしいのは良〜く理解できるし、それ故に今まで待ってあげたのだけど…もうこれ以上はまてない。出してくれば浴田裁判もいよいよ「勝負あった!」ということになるのじゃないか?! と私は思いたいのですが、検事は未だにウンともスンとも言ってこない……。

“カズさんを探して係”にご協力下さい。

 174号に齋藤和同志に関わる情報提供者を募集していると書いてあって、ずーっと気になっていたことをようやくやれるという思いで、今ワクワクしています。ご協力をお願いします。彼は、「秘密主義」というのか、あの当時、地下活動をするということはそういう事だったのか、(?私はよっぽど信用出来ん奴だったって?)と思うのですが、71年暮れに知り合って75年1月一緒に暮らすようになるまで彼がどこで、誰と、何をしている人なのか、自分が会っている時間以外は全く知りませんでした。逮捕状に「齋藤和」と書いてあるのを見て、「本名だったんだ」と思いました。彼が、ドカタ服で来ると、「ああドカタしてんだ」とか「荷物あずかっといて下さい」と言われると「どっか行くんだ」と推測するだけで、聞いちゃいけないと思っていたからです。まわりの人々の話から少しずつ和君はふくらんでいったのですが……。知りたいです。どんなエピソードでも記録でも、資料でもナンデモカンデモ、どこぞに彼を知っている人がいるという事を含めて、どうぞ係の方までおよせ下さい。
 「30になったら引退させてもらって、子供を育てる仕事につきます。」と言いながら「“学習する齋藤君”という写真とってよ」と机に向かって本を開いてポーズしていた彼の中に、何がためこまれていたのか、いっぱい知りたいです。そして、みんなに知ってほしいです。トコトン献身的でクソまじめな、映画と音楽と文学と絵画に通じた、笑顔のステキな若者だったことを!

 174号で将司君がTに「一度会ってみたいものだ」と書いてくれてる。私もぜひ一度といわず何度でも会わせたいものだと思っている。彼は今中学生になって、「学校ではお友達がいっぱいできました。ぼくはお友達の家へあそびに行っています。お勉強はむつかしいけど、まーま、すすんでいます。」と手紙くれました。支えられて元気にやってます。背は将司君においつきそうだよ。

 「水ぬるむ」春です。心も体も、闘志も、ぬるめないで、そっちはふくらませて、…共に闘い進めよう。みんな元気で、春だよね。 再見! ゆき子

☆丸岡同志控訴審判決は4月22日、圧倒的包囲を!
☆吉村同志は接見禁止解除になっています。 豊かな出合いを!


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