支援運ニュース No.176

東拘の庭は今、桜が満開です。

97.4.1 浴田由紀子

みんな元気に春、ですよね。お元気ですか。

 3月24日は、同志達(第一次統一公判)確定から10年目でしたね。
 「みんなどうしているかな」とあらためて想いを寄せています。支援の仲間たちも、家族の人々も、そして獄内外の同志達も10年間、本当に良く闘い続けて来ましたよね。熱い想いでいっぱいです。
 10年前に、確定のニュースを聞いた時、「みんなして何とか10年がんばれば……」と思いました。そして、その10年がたったのだと思うと、まちがい、なく勝って来た私達と、そして、いまだに勝ちえていない私達が、向かい合わせに見えてくる。闘いは、まだまだこれからです。20余年の誇りに満ちた団結を 宝にいつまでも共に闘い進めよう!
 3月26日には、同志達の確定と共に開始されたTシャツ訴訟の判決が行なわれました。(結果はどうだったろうか?) 10年間獄中と獄外を1つの場と空間につなぎ続けた偉大な闘いは、その存在と継続において、すでに勝利し続けて来たと思うのですが、今、又闘いは1つの節目にたどりついたのだな、という気がしています。第2、第3、第4…の闘いをつみ重ねてゆこう!

浴田裁判は

 3月28日、筆跡鑑定人が来て、パスポートデッチ上げは明らかにされる。と考えていたのですが、筆跡鑑定人が来て、「鑑定をするにあたっての宣誓」と「手順についてのうち合わせ」を行なってひきあげました。「いきなり“結論”がやってくる」と考えていた私は、何なのでしょうか?! どうぞこの大ボラにアイソをつかさないで下さい。(浴田とつき合っていてこれしきの誤報におどろいていては、生きてゆけません?!)ごめんなさい。結果は「6週間后位には出る」ことになりました。まず私の方は「材料」を提供しなければなりません。
 そして、検事は、のばしにのばしていた「超法規的釈放に関する答弁書」をようやく提出しました。(中味は未把握です)さて……6ヶ月間待たせたのですからそれなりのまのではあろうと期待しています。ようやくに「本題」というところでしょうか?! 次回はこの答弁書への反論(意見陳述)から開始していくことになります。
 裁判長は、ルーマニアからデカ達がコソコソと運び込んだ“パスポート”をついに領置決定しました。「ルーマニアでのことについては……的確に判断する資料もなく……であるが、日航機内では……違法性はないので……」というのがその口実です。弁護人が行なった異議申し立ては、他の二人に相談もなく「理由がない」なぞというのですからたまりません。
 あの高い所に座って、毎回毎回、目の前で行われていた事をいったい何だと思って見たり聞いたりしていたのでしょうか。不安です。都合の悪い事は……資料もなく、時間もたっていることですから……忘れて、都合のいいことだけつなぎ合わせて……この裁判は構成されるのです。と、今后の彼らの方針を開示されたような気分です。「しっかり想い出させてあげようじゃないか」と思っています。少なくとも20余年前のチャラにした話を持ち出しているのはあなた方なのだから……。とこれはもう「闘志」ですね、ひたすら。
 超法規の行方しだいでは、『無駄だった』ということになるかもしれない大成の検事立証が進んでいます。ていねいに進めます。

レバノンの同志達

 ニュースによると、レバノンでの裁判が行なわれる様子ですが、日帝の陰湿な身柄要求は続いています。アラブの人々が、引き渡しに反対する支援活動を開始してくれています。彼らの支援に応え、内外から日帝の不正なたくらみを包囲・粉砕する、アラブの人々に連帯する日本サイドの支援が問われています。彼らの送還を阻止する事、ことに岡本同志への“リッダ再逮捕”を許さない闘いへの支援と協力をお願いします。(連絡は救援センターと帰国者の裁判を考える会)

“カズさんを探して係”

 行動開始です。知恵と力と情報をおよせ下さい。「いいものにしていくんだ」とはりきっています。

消費税、今日からUP

 どうして、こんなにカンタンに、こんな悪法とか悪予算案は通っちゃうのか、ただ、ただ不思議です。
 昔「貧乏人は麦を食え」と言った人がいたらしいけど、今の政治家はみんな「貧乏人はメシを食うな」と思っているのかな?
 彼らも「いただく」以上は責任をもってその使い道の端々まで、消費者に報告してもらわなくっちゃだ。国民のメシをけづって、他の国の軍隊に、自らの庭を開け渡してあろうことか、小使い銭まで出す国がどこにあるのか? 加えて庭に居すわってもらえるように、「法律」を変えるというのだから、『アンタラどこの者じゃ?!』と言うのは………ちがうだろうか。

 へこたれず、闘い続けよう。力を合わせなければ、軟弱で骨のない敵すらも倒せない!
がんばろう、共に!  お元気で!


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