領置品の総量規制を撤回しろ!  裁判資料の房内所持制限を撤回しろ!
裁判妨害を許さないぞ! 建替えに伴う処遇の悪化を許さないぞ!
死刑の執行をやめろ!

9/26対東京拘置所抗議行動へ!

9月26日(土)(開場1時)午後1時30分〜
★綾瀬プルミエ・ホール(足立区勤労福祉会館・綾瀬駅西口そば)で集会
講演:海渡雄一さん(弁護士)
★東京拘置所に向けてのデモ
午後3時30分出発(予定)

獄中者の家族・友人のみなさん! 獄中者の人権に関心を寄せるみなさん!
このかん獄中処遇の諸問題はいっそう深刻さを増しています。
すでに差入れや購入を制限しはじめている領置品の総量規制はこの一〇月にはさらに強
化されることになります。これを放置すれば、二年後には、東京拘置所の場合、誰もが
みかん箱にして2・5箱分しか持てなくなります。季節に応じた衣類を収納するだけで
も足りない上に、裁判関係の書類や資料、あるいは勉学のための書籍等も考えればとう
てい認めることのできない実情を無視した量です。今、全国の被収容者がこの領置品規
制により、宅下げや廃棄を迫られているのです。弁護人等から差し入れられる公判の記
録や資料までも「総量」の範囲内に収めなければならないことは未決拘留者のみならず
、再審を準備している者にとっても防御権の重大な侵害です。
東京拘置所においてはそれに加えて房内での所持品の規制も強化されています。裁判関
係の書類は房内に積み上げて高さ2メートルまで、それ以外のものは1メートルまで、
といった、何の根拠も認められない数字が一人歩きして、被告人自らが自分の裁判に取
組むことを妨害しています。
さらに、東京拘置所では建替え、高層化に伴う閉塞性、密閉性の強化が懸念されていま
す。工事期間中に用いられている仮舎房では、獄中、獄外からの多くの抗議や要請によ
って、窓のごく一部を開けるなどの改善が最近なされたようですが、空の一部が覗ける
という程度の景観であり、通風等もけして充分なものにはなっていません。
死刑確定囚の処遇の問題もあります。死刑確定囚は、本人たちが希望していても家族と
の面会も認められないケースが多かったり、再審の打合せにも弁護士との面会に看守が
立ち合うなど、社会との接点を断ち切り、干渉、妨害することを旨とした処遇が行われ
ています。こうした密室行刑のもとで死刑の執行が繰返し強行されていることに国際的
にも批判の声が高まっています。
おりしもこの一〇月には国連規約人権委員会で日本の人権状況が審査されます。獄中処
遇も大きい問題として取り上げられることは必至です。深刻さをますこれらの処遇の改
悪を見過ごしにしていては、いよいよ状況は悪化するばかりです。私たちも大きく抗議
の声をあげていこうではありませんか。

東京拘置所に抗議する! 9・26実行委員会
統一獄中者組合/爆取に反対する会/日本基督教団社会委員会/救援連絡センター/ゆ
きQ(浴田由紀子さんを救援する会)/東アジア反日武装戦線への死刑・重刑攻撃とた
たかう支援連絡会議/帰国者の裁判を考える会/逮捕令状問題を考える会
(8月27日現在)
連絡先:救援連絡センター(東京都港区新橋2-8-16石田ビル4F TEL.03-3591-1301)
※次の実行委員会は9月17日(木)午後7時半からです。早稲田の日本キリスト教会館
会議室(予定)にて。


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