益永利明さんの獄中雑記

支援連ニュース No.164

 利明さんからは、1月24日記のもの以降、通信に掲載でき
る形の文章が届いていません。したがって、今号は、実親族
宛の私信等から知りうる限りで『ごましお通信29号』にまと
めた利明さんの近況を編集転載します。 (み)
●「親族訴訟」について
『―――親族訴訟の判決が二週間後に迫りました。仮にこち
 らが勝っても、国側は控訴するでしょうし、今の処遇を続
 けようとするでしょう。役人とはそういうものです。それ
 でも、変化のきっかけになるかもしれない。私自身の利益
 はどうでもいいのです。この裁判が、人道を明らかにする
 一灯になれば、それでいいと思っています。』
(2月21日付より)
※「親族訴訟」地裁判決公判は、3月8日の期日が急きょ1
週間延期され、3月15日に開かれました。結果は完敗。判決
内容のひどさについては、『ごましお通信 29号』をご覧く
ださい。
●体調について
「―――私はこのところ不調。疲れ気味であったのですが、
 一四日夜に激しい目まいに襲われ、食事もノドをとおりま
 せんでした。一八日まで、寝たり起きたりの生活。今は、
 目まいはしなくなりましたが、疲れをためると、また、な
 りそうな予感がします。医者の診断では、内耳の病気だろ
 うとのことでしたが、脳梗塞の可能性もあるので後日、C
 T検査をするとのことです。――」
                  (2月21日付より)
『―――今日、診察に出て、先日のCT検査の結果を聞きま
 した。梗塞は認められなかったそうですが、そのかわり、
 脳全体の萎縮が認められ、六〇歳代の脳になってしまって
 いるそうです。原因は確定できないが、長い間、血行不足
 が続いたためかもしれないそうです。
  脳の老化(加齢)と共にだれでも萎縮するわけですが、
 年齢以上の萎縮の進行は、やはり、何か原因があるのでし
 ょう。私の場合、まあ、人なみには頭を使ってきたはずで
 すから(笑)、廃用萎縮――頭を使わないことによる萎縮
 ――は、まず、考えられません。高血圧と同様、ストレス
 と運動不足によって全身の血行が妨げられてきたことが最
 大の原因でしょうね。
  老眼――目の老化――の進行が人より早いなあと思って
 いたら、脳みそまで10年以上早く老化しつつあるとは…。
 体の面でも、長生きは望めないようです。それほど長生き
 したいとは思っていませんけれどもね(笑)。』
                  (3月4日付より)


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