益永利明さんの身辺雑記

支援連ニュース No.230


▼ 私は、訴訟の結果を待たずに領置物を減らす決心をし
ました。しかし、従来のような方法での宅下げでは量的に
限度がありますので、みゆきに小包や宅配便で直接送るこ
とはできないかと考え、そのむね願い出たところ、八月三
一日に区長から、みゆきへの直送を認めるとの回答を得る
ことができたのです。ただし、回数は、窓口経由の回数と
あわせて月二回以内とのこと。
▼ 川村弁護士から裁判資料として浴田さんの8/18付人
民新聞宛投稿文のコピーが届きました。その要旨は、日本
赤軍の敗北の原因は、党の路線の誤りにあるのではなく、
メンバー各自が党の(正しい)路線を十分に実践してこな
かったことにあるのだ、ということです(その他に彼女は
解散の手続きの問題にも言及していますが、これは彼らの
内輪の問題なので批評を省略します)。
 たしかに、革命をめざす党がいかに立派な路線を定めた
としても、メンバーがそれを十分に実践しなければ敗北は
避けられないでしょう。しかし、日本赤軍の場合、そうい
う事態は、メンバーの怠慢(「メンバーの主体性と階級性
の問題」)が引き起こしたものでしょうか? 私にはそう
は思えない。メンバーがいかに熱意をもって誠実に活動し
ようとしても、路線自体がそもそも非現実的で、社会的な
基盤を欠くものであれば、その活動は空回りし、独善的な
ものに陥らざるをえません。日本赤軍の路線(77年の転換
後の路線も含む)とは、まさしくそのような性質のものだ
ったのではないでしょうか。
 前便に書いたように、将司から指摘された「頬廃」も含
め、日本赤軍の敗北の根は、暴力によって日本の政治を左
右しようとする日本赤軍の非合法・武闘路線(すなわち民
主主義の否定)そのものにありました。路線転換といわれ
るものは、右の根っこに、異質な要素をご都合主義的に継
ぎ木したものにすぎませんでした。だから、今日の敗北は
必然だったといえるのです。戸平さんの総括は、いまだ不
徹底な部分を残してはいるものの、右のような意味合いに
おいて、日本赤軍の路線を根本的に(自己)批判しようと
するもので、正しい方向をめざしたものだと私は評価して
います。他方、今回の浴田さんの総括からは、残念ながら、
彼女が期待するような新しい闘い、新しい運動のいかなる
可能性も生まれて来ないだろうというのが、私の率直な感
想です。浴田さんは日本赤軍の「つもりの闘い」を自己批
判しているけれども、彼らの路線転換とは、「つもり」の
中味を入れ換えただけのものであり、やろうとしているこ
とは、依然として「つもりの闘い」そのものなのです。
          (ごましお通信62号より抜粋編集)


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