最高裁判決のあった年、１９８７年に製作された黒川芳正監督作品の８ミリ映画『母たち』が、やっとヴィデオ化されました。
「あれから１２年―徐々に確信を得た母たちの足取り」これは、８ミリ映画『母たち』のコピーで１２年というのは、東アジア反日武装戦線のメンバーが一斉に逮捕されてからの１２年ということです。時が流れるのは早いもので「最高裁判決からもうすぐ１０年、やっと映画『母たち』はヴィデオになりました」というわけです。
今から１０年前の１９８６年当時、もしヴィデオの機材が今の様に普及していたら、多分『母たち』はヴィデオで製作され内容も全く違っていたことでしょう。そう思うと感慨深いものがあります。しかし、この作品には７０年から８０年代にかけての時代の空気を感じさせてくれるものがあります。まだ、映画『母たち』を見ていない若い人達は当時の状況が少し見えるはずです。そして一度映画を見た人も、映画よりも見やすく更に聞きやすくなったヴィデオで最高裁判決当時を振り返ってみて下さい。きっと何か再発見がありますよ！
『母たち』上映委員会 問合せ：０４２５−７７−１３９０ （佐々木 健 ＡＭのみ）
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