大道寺将司君の今日このごろ

支援運ニュース No.166


★丸岡君が連休前からまた病舎に移されたとか。大丈夫
なのかな。心配です。気管支炎で発熱したようですが、
寒い日が多かったから、一般舎房はきつかったのじゃな
いかな。そして、執筆作業で無理したのじゃないかな。
たいしたことにならずにきりぬけられるといいけど。体
力が十分に戻るまで、執筆はハガキ一枚以内と限定して
はどうですか。そのくらいにしないといつまでもよくな
らないのでは。仲間たちが願っているのは、元気をとり
戻すことだけなのだから、心を鬼にして不義理に徹する
べきだよ、丸岡君。
★東京都の保健婦鄭香均さんが管理職試験受験資格の確
認を求めた訴訟で、東京地裁は国籍条項を盾に彼女の訴
えをしりぞけました。
 許し難い判決ですが、この判決を受けての都知事青島
の「都の主張が認められた」というコメントもひどいも
のです。
 日本で生まれ、育ち、あるいは、何年間か生活し、税
金まで払っている住民が、外国籍であることをもって、
自治体の政策決定や施行に参画することから排除去れる。
こんなことが「当然」だと見なされる社会は、歪んでい
ます。
 しかも、外国籍の人たちのほとんどを占める朝鮮人、
中国人は、かつて日帝が朝鮮、台湾、中国東北部を侵略
し、植民地支配した結果、日帝本国内に強制連行され、
あるいは、土地や生産手段を奪われたり、破壊されて糊
口の道を絶たれ、生きるためにやむをえず日帝本国内に
渡ってきたひとたちの二世、三世です(四世もいるかな)。
こうした歴史機事実を踏まえるならば、外国籍であるこ
とをもって、彼らを自治体の政策決定や施行から締め出
すことが如何に不当なものであるかがはつきりするはず
です。
 国籍条項は、日本民族優越と排外主義、そして、侵略
と民族差別の思想的産物以外のなにものでもありません。
★ゆきちゃんが書いているように、「日米安保際定義」、
「普天間基地返還」のまやかしに対して大衆的な反対運
動が必要ですが、なぜ“全人民的な闘い”にならないの
か、歯痒いことです。
★利明君、芳正君、そして、ぼくは五月一九日で獄中生
活が二二年目に入りました。これまでの長い間、多くの
方々から支援していただいたことを感謝します。これか
らも、ゆきちゃん、シャコともどもどうかよろしく。
              '96・5・20 大道寺将司

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