大道寺将司君の今日このごろ

支援運ニュース No.169


★丸岡君は、今度は、心不全で病舎に移ったようですが、
経過はいいのだろうか? なんとしても元気をとり戻す
よう念じています。
 ところで、暑さを苦にしなかった丸岡君が夏に体調を
崩すのですから、秋以降のことを考えると心配です。病
舎に居続けるとしても厳しいのではないでしょうか。そ
こで提案ですが、設備もスタッフも東拘より整っている
八王子医療刑務所に移管するよう要求してはどうでしょ
うか? 法務・検察当局も、民間病院に移せというので
はないから、警備上の問題を口実にして拒否することは
できないでしょう。東拘のある小菅地区は空気の汚染度
が全国で最低ランクだから、八王子に移るだけでも、丸
岡君の調子を上向かせるのではないかと思うのですが。
★涙もろくなったのはゆきちゃんだけではなく、利明君
もなんだね。年の所為だけではなく、純な心を持ち続け
ている証だ。ルイさんへのなによりの供養だと思うな。
 さて、質問されたぼくの法意識について書きます。
 日本で生活している以上、好むと好まざるとを問わず
日本の法に拘束されます。法を「犯せ」ば逮捕され、刑
罰を科されるわけですから。しかし、“拘束されている”
ことと、その法を認め、従うこととは別の問題です。従
軍慰安婦は商行為であるなどと放言して恥じない連中が
法をつくり、およそ公僕とはいえない連中が法を執行す
る。すべての方が反人民的だとはいいませんが、左翼へ
の弾圧などで明らかなように、それが権力の支配の道具
であることはいうまでもないでしょう。現実に存在する
ことをもって法を認め、それに従わなくてはならないと
するならば、死刑制も天皇制も、そして、他の悪法も認
めなくてはならないことになってしまうでしょう。
 なお、立法者は奥野某や板垣某のような軍国主義妄者
だけではなく社民や日共の含んでいる、と反論があるか
もしれません。しかし、ぼくは現在の代議制はそのシス
テムも実質も真に民意を反映するものではないと思いま
す。そのことは、先の巻町での原発立地の是非を問う住
民投票が示してくれたのではないでしょうか?
 狼時代、ぼくたちは法を無視するといいながら、その
実、死刑を含めた現行法に呪縛されていました。だから、
“爆弾闘争を行ない、人を殺せば死刑だ。しかし、死刑
を恐れずに闘う…”と、死刑を認め、それに従うことが
潔いことだと考えていたのです。
 今、ぼくは、すべての法の因って立つ国家意思、階級
性を見据え、それと対峙する思想性が問われていると考
えています。
              ’96・8・25 将 拝

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