大道寺将司君の今日このごろ
支援運ニュース No.179
★『虹をわたる（死刑廃止を求めて）』が盛況だといい
ですね。監獄の高い塀も、厚い鉄扉もものかわ、マサた
ちの演奏するジャズを聴きとりたいものです。
★No.178によると、ゆきちゃんはチョコレートで吾が誕生
日を祝ってくれたとか。ありがとう。いつの間にか49歳
になりました。獄中で生活していると、殊に確定後の外
部交通を制限された中で長年月を送っていると加齢の実
感が湧かず、信じ難い思いです。とはいっても、頭髪は
白くなったし、体力も低下しています。来春、法廷での
再会が楽しみです。それから、Ｔ君の籍の件はよかった
ですね。茶髪もいいじゃないですか。
★No.176の利明君の批判は辛辣ですね。しかし、利明君が
革命後の社会を措定すべく経済や哲学を研究したのであ
れば、何故、海部俊樹や細川護煕を支持し、村山富市に
嘆願書を提出し、ＰＫＯ法案や消費税値上げに賛成でき
るのか、ぼくには理解できないな。自分のような新自由
主義的立場に立たないからという理由でぼくを批判して
いるようにさえ思えるのだけど、如何？
なお、以前、ぼくは時流に阿ねる変節漢を批判したこ
とがありますが、それは社会的影響力のある者たち、代
議士や『世界』に執筆していた学者、文化人のことで、
利明君を当て擦ったのではないので誤解しないで下さい。
めざすべき社会は、簡単に言えば、皇族や党官僚など
の特権階級の存しない、差別、抑圧、搾取のない平等で
自由な社会でしょう。そして、こんなことは大前提であ
り、書くまでもないとぼくは思ってきました。
また、ぼくは、革命後の社会の青写真を持たない個人
やグループが正義感や素朴な革命への共感から即時的な
闘いを行なっても、否定されてはならないと考えていま
す。革命組織がそうした青写真を持つのは当然ですが、
前衛党と称する組織が、大衆の自発的で素朴な闘いを抑
圧してきたのは周知の通りです。ぼくはそうした前衛党
批判の立場に立ち、利明君が単ゲバと揶揄する素朴な行
為者としての自分の役割りに得心しているのです。
★丸岡君は誤解しているのでは。ぼくは、丸岡君の人間
関係を知れば、アナキストを排除、敵対していないこと
がわかる、と書いたはずです。被逮捕者続出に対しては
批判的なことを書きましたが、あれは、マスコミの日本
赤軍叩きの洪水の中で、それに与しない一人の友からの
エールとして受けとってもらいたいものです。
★シャコが触れているビデオですが、毒にも薬にもなら
ぬものばかりなので、ビデオの差し入れを認めるよう要
求中。ウカマウ集団の映画を観たいものです。
'97・6・25 将司
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