大道寺将司くんの今日このごろ

支援運ニュース No.180


★MASAからの熱い激励を、ありがたく、しっかりと
うけとめました。MASAの話から、歌劇舞踏派を自称
し、各地に出前コンサートを届けてくれた反日タコヤキ
団のことを想い出しました。あの当時、反日タコヤキ団
の旅公演報告には大いに力づけられたものでした。あら
ためて、最高裁での弁論・判決を前にして、各地で支援
して下さったみなさんに感謝します。
★利明君の批判を受けて前号に認めたものは、嫌味でよ
くなかったですね。反省しています。弁解になりますが、
彼の批判が反日を“憎悪”し、反対するという立場から
なされていると思えるので、それを積極的な意味を持つ
ものとは考えることができないのです。従って、発問さ
れても、意欲をもって応えることができない。それだか
ら、彼に誠実でないと再批判されてしまうのですが。
 ぼくは反日をセクト的なものとして掲げはしませんが、
かってゴリゴリの主張をしていた人までが反反日になり、
あるいは非反日になる風潮の中で、最後まで反日であり
続けるつもりです。
 そうしたこととは別に、彼とぼくとの間には、権力問
題について大きな違いがあるようです。だから、権力掌
握を意図しない行動者という自己規定は、彼にとっては
無責任であるという批判になるのでしょう。それ故に、
彼は反日を否定し、ぼくは反日であり続けているとも言
えるのですが。
★月刊誌『創』'97年7月号、「検証! ペルー報道」の
中の、丸岡君の「日本赤軍メンバーから見たMRTAの
敗北」を読みました。実践経験を持つ者だけが書き得る
内容です。彼の経験に裏打ちされた軍事的な分析とMR
TAの敗北の総括は、凡そ今回のような闘いをなし得な
い日本のぼくたちが読んでも宝の持腐れですから、ペル
ーの人々に読んでほしいですね。とりわけ、ペルーで今
も闘っている人々に伝えることができたらいいと思いま
す。
★先に、東拘の高層化に反対する署名を要請しましたが、
法務省は工事を本格化させています。それもかなりのス
ピードで。工事の行なわれている場所が監房から離れて
いるのでわからなかったのですが、巡閲官面接の際に、
北舎(旧舎)側の工事現場を見ることができました。既
に、三、四階まで建ち上がっているのです。また、面会
所の近くや綾瀬駅方面でも同時進行中だとわかりました。
 署名を要請しながら、肝心の獄中で組織だった反対運
動を起こすことができず残念です。
             '97・7・22 大道寺拝

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