大道寺将司くんの今日このごろ
支援運ニュース No.188
★浴田公判で、検察官が「大道寺、片岡(益永)等もや
る」と公言したとか。気合いが入ります。「等」という
のは、シャコとMちゃんのことかな? 「秋頃になる」
ということですが、準備の時間がとれるので、遅くなる
方が好都合です。でも、再会する時は、利明君もぼくも
五〇歳を越えているわけか。
★「竹田賢一さんに訊く カズ君の思い出」に少し記憶
違いがあります。「法大のレーニン研で知っていた」と
いう件です。ぼくはレーニン研には参加しませんでした。
そのメンバーの幾人かとはつき合いがあり、つっ込んだ
話し合いをしていた人もいました。ですから、その人と
の関係で誤解されたのでしょう。
場所は忘れましたが、赤提灯の店先で竹田さんとすれ
違ったことがあり(ぼくをそこへ連れて行った友人と竹
田さんが親しかったようです)、彼もこんな店にくるの
かなんて思ったこともあります。その時も含めて、何度
か行き会いながら、きちんと話し合ったことはなかった
ですね。これまでのご協力を感謝しています。
★日本赤軍のメンバーの被逮捕者が続いたことについて、
丸岡君が分析し、その理由をいくつか挙げています。
その中で納得できたのは、半解放区状態のレバノンに
いるので、他の諸国に移った時の判断や警戒が甘くなっ
ているという点です。かつては日本赤軍関連の記事は塗
りつぶされていたので、抹消なしに読めるようになった
のは、穏健路線に転換したと言われる八〜九年前からで
す。従って、必ずしも状況を理解しているわけではあり
ませんが、マニラでも、ブカレストでも、リマでも、か
なりの間、動静を把握されていたのではないでしょうか。
逮捕された人たちの他にも、誰と誰が出入りしていたと
いう記事を見ると、おおらかにやるのはいいけど、緊張
感を欠いているのではないか、と懸念していました。
七〇年代にチリで地下活動をしていた人の記録を読ん
だことがあります。その中で印象に残っているのは、非
合法活動の要諦は“階級を変えること”という述懐です。
諸外国では、富める者と貧しい者の居住地域や生活様式
は截然と分かれています。だからそれを逆手にとって利
用したというのです。非合法活動をやり抜くには、別の
階級、人物になりきる必要があるというわけです。
獄外での活動には、獄中でのんべんだらりと生きてい
る者には測り知れない困難さがあるだろうと思いますが、
逮捕された者たち(当然、ぼくも含まれます)が犯した
誤りや失敗を繰り返さないようにしてほしいと念じてい
ます。
'98・3・24 大道寺将司
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