大道寺将司くんの今日このごろ

支援連ニュース No.191


★芳正君の入病は二五日間に及んだとか。長かったです
ね。それでも退病できてよかった。あちこち痛んでくる
歳だし、獄中生活は二三年余になり体力が落ちているか
ら。仙台のこの夏があまり厳しくなければいいですね。
 病舎暮らしの長さとなると丸ちゃんは桁違いですが、
それだけ重篤な状態だったのですから、これからも自重
自愛を念じています。
★『ザ・パスポート』(72)によると、ゆきちゃんは領置物
の件で不当な懲罰を科せられ、体調も崩していたとか。
憤激からかな? それにしても女区長の嫌がらせはひど
い。房内での本やパンフの量の件では、ぼくも前の区長
に巻尺で計測されたけれど、差し入れの本などについて
介入されたことはなかった。他の人たちもそうじゃない
かな。女区長は、男が自分一人なので舞い上がって精神
の均衡を欠いているのでは? 男区の例を挙げて反撃を。
★同じ号の「解放区」で、丸ちゃんは「日本赤軍の非合
法活動の問題」について、自身の被逮捕敗北を踏まえ、
「一度目の失敗はやむを得ませんが、二度目の失敗は許
されず、三度目も繰り返すなら、革命組織という看板は
降ろすべきでしょう」とまで言いきっています。
 しかし、「ヒューマニズムと民主主義」を宣言した在
外日本赤軍にその思いは通じるものだろうか? かつて
利明君も疑問を呈したことがあるけど、穏健路線に転換
したのであれば日本赤軍という名称は実体と合わないで
しょうし。ぼくは路線転換を残念に思う一人ですが。
★『シャコ通信』によると、『死刑確定中』が交付され
た由。泉水さんの名前だけが抹消されているというのは
理解できない。おかしなことをするものだ。
 思いがけず、『囚人狂時代』(新潮文庫)にシャコの
名前が二度も出ていた。警視庁の留置場の著者の前の住
人がシャコだったということ、また、監獄の検閲の出鱈
目を示す例として引き合いに出したニーチェ訴訟でも。
この本はノンフィクションと銘打たれているけれど、留
置場に残されていたというシャコの落書きが“狼”にな
っていたり、スローガンもレーニン主義者のそれだから、
著者が捏造したものでしょう。
★先夜の減灯直後、若者が房扉を蹴ったり叩いたりした
ため、保安房に連行されていきました。外が見えず閉塞
感が強い所為でしょう。奇声を出したり、暴れて隔離さ
れる人が多いようです。なんとかしなくては。
★最近の新聞はサッカーの記事ばかり目立ちます。悪政
から目をそむけさせる陰謀じゃないかと思えるほど。
             '98・6・21 大道寺将司


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