大道寺将司くんの今日このごろ

支援連ニュース No.194


★利明君の投稿訴訟に関し、アムネスティなどからの手
紙が、最高裁第二小法廷に集中するといいですね。
★HさんとゆきQのMさんの9・11浴田公判報告による
と、当日、川村弁護人が「訴訟進行に関する意見書」を
読み上げ、第二次Tシャツ訴訟が系属中の福岡地裁に、
東拘所長山下進が提出した「上申書」をとり上げて批判
した由。
 その「上申書」に対する批判はここでは措き、もしそ
れを受け容れるとするならば、利明君と私に民事事件へ
の出廷は困難でも、刑事事件の場合は困難ではないとい
うことになるはずです。
 なぜなら、東拘の業務という民事事件への出廷は予定
されていなくても、刑事事件への出廷は予定されており、
人員的にも、予算的にも手当てはできている。しかも、裁
判所は遠隔地の福岡ではなく東京であり、そして、東京
地裁には日常的に多数の獄中者が出廷し、警備態勢も整
っている。だから、刑事事件である浴田公判に、利明君
と私が証人として出廷することは可能であると演繹でき
るでしょう。少なくとも、東拘が出廷は不可能であると
言い張る根拠は存在しないとはいえるでしょう。
 このように、二人の出廷は、論理的にも実態的にも可
能なのだから、その証言は公開の法廷で行なわれなくて
はなりません。
 しかし、東拘が飽くまでも出廷反対を言い募り、裁判
所がそれに屈した場合、ではどうするべきでしょうか?
 私は、東拘内の非公開・密室裁判は認められないとい
う原則を貫くべきだと思います。従って、証人としての
呼び出しがあっても、私は非公開裁判に出ることを拒否
しようと考えています。75年の統一公判要求―→実現に
向けた出廷拒否闘争の再現です。ただ、如何せん私は証
人という立場ですから、私が出て行かなくても裁判所に
とっては痛くも痒くもないでしょう。証人抜きで進めれ
ばいいのだから。
 そこで、弁護人とゆきちゃんの断乎とした姿勢が必要
です。裁判所に、重大な決意をしていることを意志表示
していただきたいと念じています。
★大型倒産が続き、失業者が増えているのですから、一
昔前なら社会不安、民衆の怒りの高まりということにな
ったはずですが、随分静かです。成熟した社会の証だと
いう識者もいますが、骨なしにされてしまったかのよう
に元気がありません。個に分断されてしまったからなの
かな? 革命派はどうしているのだろうか?
               '98・10・4 大道寺拝


MASASI  HOME
inserted by FC2 system