大道寺将司くんの今日このごろ

支援連ニュース No.195


★領置品の総量規制や死刑執行に抗議する9・26対東拘
行動を感謝しています。激しい雨のなか、デモの声が遠
くから聞こえていました。心強く感じました。
★上告が棄却されたら丸岡君との交流はシャコとの間の
ように超疎遠なものになるな。現在でも一〜二ヶ月遅れ
の遣り取りなのに。未決時間を延ばさなくては。最高裁
第三小法廷にはハガキが集中されているのだろうか。
★日本赤軍批判が直接間接になされているとのこと。そ
れに与する気はありません。日本赤軍が「日本の実情を
わかっていない」のと同じ程度にはぼくもわかつていま
せん。だから、“なんか違う”というくらいのことしか
言えません。また、ゆきちゃんが再逮捕されたことを批
判したのではありません。なにもしなくていいから、ど
こかで生きていてほしい、と念じていたので残念だとい
うことです。岡本さんについては、身を挺してでも防衛
すべきじゃなかったのかと思いますが。詳しい事情は知
りませんが、応援していた者としては、そこらへんが歯
痒い思いです。武闘をやめたから、ぼくが日本赤軍を批
判したと解されているようですが、路線転換以降、タガ
が外れたように敗北し続けることを問題にしたのです。
★元オウム幹部岡崎被告に死刑判決がありました。ぼく
は彼の判決に注目していました。地下鉄サリン事件での
元医師林氏への無期懲役刑との関係で。というのは、同
じ裁判所であり(浴田公判の系属部です)、また、仮舎
棟に移される前、ぼくは彼らと壁一枚へだてた隣同士だ
ったことがあるからです。半年ほどずれて。余談ですが、
井上君という若い人もいましたから、そこは反麻原派が
集められていたのでしょう。逆に現在のところは、新麻
原派が集められているようです。
 さて、林氏は、いかにもエリート医師という容貌。反
対に、岡崎被告は小柄で目立たず、風采の上がらない印
象でした。林氏の実家は都内の名望家とのことで、支援
体制がとられていたのでしょう、家族や弁護人の面会が
連日ありました。一方、岡崎被告は幼少時に里子に出さ
れ、高校卒業後は職を転々と変えたと言われていますが
支援者がいたとは思えません。
 裁判所は、林氏の反省は胸打たれるとまで言いながら、
岡崎被告には断罪の言葉を連ね、二人の生死を分けまし
た。どうもぼくには、法廷での反省の差ではなくて、二
人の経歴、印象の違いが、死刑と無期懲役判決の差とな
ったのではないかと思えてなりません。岡崎被告への死
刑判決は、差別意識が反映されたものだと。
               '98・10・27 大道寺拝


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