大道寺将司くんの今日このごろ

支援連ニュース No.200


★シャコのお父さんのご冥福を祈念します。刑務所から
手紙を出すことすらままならず、さぞシャコは無念であ
っただろうと推察します。
★ゆきちゃんの若さの秘訣は顔叩きとか。それも300回も。
効果絶大です。2/10は、20数年ぶりの再会の嬉しさから
見誤ったかと思いましたが、3/4、3/17と会っても彼女
は“変わっていない”。本当に若い。ぼくは頭がすっかり
白くなったので、彼女を驚かせたことでしょう。
 ささて、3/4は、検察官から、捜査段階での供述調書と
ぼくの所持していた手帳をもとに尋問されましたが、改
めて供述を反省しました。3/17は、午前中は検察官から、
押収された薬品類や改造銃などについて、また、供述調
書の署名についての確認を求められました。そして、午
後からは、弁護側の尋問が始まり、内田さんから主に思
想的な面を尋ねられました。
 なお、3/18付朝日新聞に、私が「当時の反日思想には
偏狭さがあった」と多数の犠牲者を出したことを裁判の
場で始めて認め、謝罪したと報じられました。確かにそ
のような証言をしましたが、でもそれは、浴田冒頭意見
陳述での謝罪に同意するということで、自分の言葉で謝
罪したものではありません。ですから、明確にぼく自身
の言葉での謝罪は次回以降に行うことになります。
 検察官の尋問を何故拒否しなかったのかという批判や
疑問を抱く人が少なくないだろうと思います。先に触れ
たように捜査段階での供述調書があること(刑訴法上、
刑が確定してしまった者は証言を拒否することができな
いという規定がありますが、その規定に従ったのではあ
りません)。検察側尋問を拒否して、弁護側尋問だけに
応じても証言の信用性に問題ありと見倣されるであろう
こと。そしてなによりも、供述調書の内容の誤りを訂正
しながら、事実を率直に明らかにすることこそが、浴田
さんに対する長期刑攻撃を許さないことになると判断し
たからです。
 次回は、5/10。それを含めて、ぼくはあと2回彼女の
笑顔(3/17は涙顔も)と接することができそうです。
★『異空間の俳句たち―死刑囚いのちの三行詩―』
(発行海曜社・発売雄山閣出版)は、死刑囚の、されも
既に大半が処刑されてしまった死刑囚の句集です。ぼく
のを含めて拙い句もありますが、でも感動的です。多く
の人に、俳句に興味のない人にこそ、読んでほしいと思
います。
★日の丸・君が代の法制化を許すな!
              99・3・18 大道寺将司


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