大道寺将司くんの今日このごろ

支援連ニュース No.203


★この半年間、私の生活は、第二次統一公判=浴田公判
の証人尋問の取り組み一色であったといっても過言では
ありません。それは、四半世紀も前に立ち返り、当時の
私たちが何を話し合い、何をしたかを再現する作業であ
るため、私は、現実の動きに些か疎くなっていました。
 気が付いたら、盗聴法なるものまで成立しようとして
いる。既に、ガイドライン関連法と称される戦争法が成
立し、そして、盗聴法が続き、その上、君が代・日の丸
の法制化までもくろまれている。実質的改憲が宗教政党
を取り込んだ翼賛政治の下に行なわれようとしているの
です。
 にもかかわらず、反政府、倒閣の運動が大々的に拡が
らないのはどうしてでしょうか。野党第一党の民主党は
腰がひけてまるでやる気がないし、マスコミも権力迎合
的です。新聞の雑誌広告を見ていると、盗聴法に正面切
って反対しているのは『プレイボーイ』誌だけという体
たらくですから。
 虫酸の走る“君が代・日の丸”の法制化=天皇の国家
への忠誠の強制を拒否し、警察による弾圧、監視の強化
を許さず、そして、戦争への荷担、協力を拒否すべく、
断乎として闘っていきましょう。
★第二次統一公判=浴田公判での証言は、六月一五日に
六回目を終えました。相変わらず話し方が下手で、とち
ったり、言葉に詰ったりしています。また、勘違いもあ
り、内容的には問題が少くありません。でも、五回はや
りたいと考えていたので、回数的には目標に達しました。
 六月十五日は、午前、午後とも弁護人による尋問で、
内田さんからは、かつて全共闘運動を共に担った人たち
が今も地道に活動を続けているので(住民運動の中から
市長に当選した同級生もいます)、彼らへのエールを、
というもの。藤田さんからは前回の補充を。そして、川
村さんからは、“大地の牙”、“さそり”、“狼”の関
係、間組本社、大宮工場、江戸川作業所、韓産研、オリ
エンタルメタル製造爆破について、また、逮捕されてか
らの獄中闘争、死刑廃止運動について問われました。朝
日の「執行認めぬ」の記事は、その関連の発言です。
 今回、私は、ゆきちゃんと視線を合わせずに答えまし
た。彼女のニカニカ顔を目にすると私も笑ってしまうか
らです。前回、予想外の尋問を笑ってごまかし、彼女の
笑いにつられて更に笑うという失態を繰り返したため、
今回は心して素気なく証言したのです。
 次回、彼女が“再会”を締めくくる尋問をやるようで
す。湿っぽくならず、クールに決めてほしいものです。
                  '99・6・20 記


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