大道寺将司くんの今日このごろ

支援連ニュース No.205


★翼賛政治の下での記録的な数の悪法成立です。「君が
代・日の丸」法が成立したというラジオのニュースが流
れた後、獄中のそこかしこから抗議の声が上がりました。
自自公の数の暴力、やりたい放題に、獄中者も黙ってい
られなかったわけです。でもシャバの人たちの多くが自
分たちの問題としてこれらの悪法を把えているとは言い
難いのではないでしょうか。どこかの官僚独裁収容所国
家のようにならないと目が醒めないのだろうか。その時
にはもう手遅れなのに。
★204号を8月25日に落手しました。ありがとうございま
す。
 ゆきちゃんは、7月27日の公判報告のなかで、裁判官
がぼくの証言を約2時間に要約したことの無理と間違い
に言及しています。殺意の不在や現在の状況についての
認識などは省略されたということですから確かにそうで
すね。裁判官はあくまでも彼女の量刑に関わる点だけに
触れたのだろうか? そうだとしても、それは彼女が憤
慨するように一面的すぎます。ただ、検察官もその要約
を快く思っていないのだとしたら、少くとも彼女の量刑
については、ぼくの証言はそれなりの成果をあげたと判
断していいのではないでしょうか。その点を、非公開裁
判の不当性を弾劾することとは別におさえておいた方が
いいのかもしれません。
 ところで、ぼくの最後の証言となった7月7日の前に、
ぼくは、補充的本人尋問が「湿っぽくならないように」
と彼女に要望しました。そして、ひどく彼女のプライド
を傷つけてしまったようで反省しています。彼女は“恫
喝か”などと書いていますが、とんでもない。そんな身
の程知らずのことはできません。あくまでも然り気なく
終わりたかったのです。
 彼女は他のパンフでぼくの表情が堅かったとも報告し
ていますが、その日の証言で彼女とまた会えなくなると
いう意識が過剰だったからかもしれません。
 この半年、証言のことばかりで食傷させてしまっただ
ろうと思います。ゆきちゃんとの再会が20数年ぶりだっ
たこと、その上、外部交通が制限されている死刑囚のぼ
くが、弁護人や家族以外の彼女と会い、話し合うことが
“大事件”だったからです。
 ともあれ、9月からの利明君との再会が新たな関係を
構築するものになるよう念じています。
★広子ちゃんの紹介する“美容と健康にいい”顔面摩擦
は、顔叩き300回よりも効き目があるのでは?!
              '99・8・27 大道寺将司


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