大道寺将司くんの今日このごろ

支援連ニュース No.208


★憲法問題で丸岡君から反論と問題提起がありました。
 護憲論者になったとしても、ゆきちゃんが天皇制を支
持しているなどとは思いません。でも、九条は支持する
が、天皇条項は支持しないという護憲があるでしょうか。
ぼくは粗探しをしたいのではなく、憲法の天皇条項は戦
後の諸矛盾の要因の一つだと考えるが故に、護憲と言わ
れると等閑視できないのです。まして革命派のそれは。
 戦前とは同じ形ではありませんが、国体護持のため天
皇制が存続した。戦前と戦後が断絶することなく継承さ
れたのです。戦争の最高責任者である天皇がそのまま生
き延びたのですから、天皇を筆頭に日本国家がかつての
侵略戦争や植民地支配を反省することなく正当化し、居
直ることは必然だったわけです。
 ですからぼくは形式的な問題だとか、言葉上の問題と
して天皇条項を扱うことには反対だし、この問題を棚上
げして憲法を論じるのは間違いだと考えているのです。
 国民主権主義は、好むと好まざるとにかかわらず憲法
を形作る理念の一つです。主権は国民に存し、福利は
が享受すると規定されているのですから。
 では、日本国籍を有しない在日朝鮮人、韓国人をはじ
めとする外国籍の民衆はどうするのかということです。
彼らは納税などの義務ばかり課られ、国民に補償された
権利を受けとることから排除されてきた。護憲とは、こ
の状態を追認してしまうのではないでしょうか。
 また、憲法が国民主権主義に拠っている限り、日本が
大和民族による単一民族国家だという妄言を許してしま
うことになるでしょう。
 革命とは新たな憲法を用意するということです。換言
すれば、現在の憲法をそのままにしての革命などあり得
ないわけです。ですから、自分は革命家であると名乗る
ゆきちゃんや丸岡君が護憲や活憲を主張することにひど
く違和感を覚えるのです。進歩的な部分を利用して闘っ
ていくということは理解しますが。
 左翼小児病だと言われてしまうだろうか?
★SAIKAI公判で、またゆきちゃんが泣き、利明君
まで巻き込んでしまったとか。彼女の泣き方は激発的だ
からなあ。証言の信憑性という点ではなにも問題はない
し、むしろ彼の人間性を裁判官に印象づける意味ではよ
かったかもしれません。でも、ただでさえ彼は声帯が弱
り、声がかすれているのだから証言しずらかったでしょ
う。ゆきちゃんは泣くにしても涙が滲む程度に抑えるべ
きなのでは?! そんなことはむりなのだろうか。
              '99・11・28 大道寺将司


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