支援連ニュース No.220
★重信さんが逮捕されたという新聞報道に接して思った
のは、まず“狼の同志でなくてよかった”というもので
あり、次に“ゆきちゃんや丸ちゃんは気落ちしているだ
ろうな”というものでした。この十数年、日本赤軍に関
わるニュースはメンバーの逮捕、送還というものばかり
だったので、どうしても後向きの感慨になってしまいま
す。
ところで、勾留理由開示公判において陳述された重信
さんの意見を読むと、選挙までをも視野に入れた合法的
な運動を公然とやりたいと主張しているように思えます
から、彼女は逮捕されることを覚悟して“帰国”したの
でしょうか。そして、それが日本赤軍の路線的な帰結で
あるならば、メンバーの総意に基づいたものなのでしょ
うから、ゆきちゃんたちは重信さんが逮捕されることを
予測し、気落ちなどしてはいないのかもしれませんね。
それにしても、合法、公然運動をやるのであれば、日
本赤軍という名称はいよいよもってそぐわないのではな
いでしょうか。
日本赤軍の置かれている状況が、新聞報道から大きく
外れていないとすれば、縮小再生産を繰り返すのでしょ
う。そうなると残っているメンバーの身辺も危ういのか
もしれません。狼の同志が身柄拘束され、送還されるこ
とのないよう念ずるばかりです。再会はゆきちゃんとだ
けで十分。新たな再会はしたくありません。逮捕される
ことのないよう十分に心してもらいたいものです。
ともあれ、重信さんの健闘を祈ります。東京拘置所に
は暖房がありませんから、これから東拘に移管されると
寒いことでしょう。彼女が体調を崩さぬよう念じていま
す。
★シャコの二回目の証言はどうだったでしょうか。一回
目はうまくいかなかったようで、彼には珍しく（？）落
ち込んだみたいですが。獄中生活が長期に及び、法廷で
証言することなどなかったのだから、うまく話せなくて
当然です。それにゆきちゃんとは初対面なのだし、彼女
の勇名（！）をさんざん聞かされてきた彼が上がり、緊
張するのになんの不思議もありません。一回目は彼女の
量刑に直接関わるような核心的な証言ではなかったのだ
から、小手調べということでいいんじゃないのかな。一
回目の反省が二回目以降に生かされますように。
★政局の混迷で年末の死刑執行を中止させることができ
るかと思ったのに空騒ぎで終ってしまった。法相、法務
省に執行するなの声を集中しよう！
2000・11・26 大道寺将司