大道寺将司くんの今日このごろ

支援連ニュース No.222


★大統領職にある権限と富を私し、賭博などの不品行の
数々が暴かれたフィリピンのエストラダが、民衆の怒り
に屈して辞任しました。エストラダの失脚は時間の問題
だと思っていましたが、抗議集会に参加した民衆の数五
〇万人というのは感動的です。第二のピープル・パワー
ですが、今回は民衆が主体的に起ち上がり、形態電話を
駆使して連絡をとり合うなど、二一世紀の民衆蜂起スタ
イルというべきでしょうか。
 ところで、日本の民衆はどこにいるのでしょう。
★前号は、“なにを取り乱しているんだ”と思われたか
もしれません。また、丸岡君をはじめ日本で拘束されて
いる日本赤軍のメンバーは、余計なお世話だ、と思った
ことでしょう。今、読み返し、内容もさることながら、
ひどく下手くそな文章に赤面しています。
 日本赤軍のかつての同志たちが早晩再逮捕・送還され
るかもしれないと予測されているのに、当の日本赤軍に
さしたる緊張感がうかがえないことにやきもきして、ぼ
く自身逮捕されて獄中にあるわけですからそんなことを
言う資格はないのですが、敢えて憎まれ口を叩くことに
したのです。
 かつての同志たちには、再逮捕・送還されれば死刑は
免かれないこと、彼らにはそのような事態を招かぬよう
万難を排する責任があることを肝に銘じてほしいのです。
 なお、“路線変更以降敗北が続いている”などと書い
たので、武闘路線の継続を求めていると受け止められた
かもしれませんが、事実認識を述べたにすぎません。路
線上の問題で、いいとか悪いとか口を挟むつもりはあり
ません。
★ゆきちゃんの公判でのまりちゃんの証言はよかったよ
うですね。貫禄があったとも、説得力があったとも報告
されていますが、彼女は獄中でも、出獄後もごまかしな
く生きてきたからでしょう。ゆきちゃんが一日も早く出
獄し、まりちゃんと娑婆で再会してほしいものです。
★ぼくは同志や友人を見送る役回りを担わされているの
か、先日の早朝も、シャコの移監を見送りました。
 彼は証言終了後すぐ移監にならずにがっかりしたよう
ですが、そのおかげでぼくは彼のニヤニヤ笑いを目にす
ることができました。それにしても、同じ階に収容され
ていたとは。
 彼は証言の際に曲者ぶりを発揮したように、見た目よ
りも(?)元気そうです。残刑は二年半とか。健康に留
意して獄外に戻ってほしいと思います。
             2001・1・25 大道寺将司

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