大道寺将司くんの今日このごろ

支援連ニュース No.226


★内閣支持率が80%強とか。この高率は保守から革新ま
でを網羅したものであり、革新層の支持は、闘わない野
党への愛想尽かしの裏返しで、革新への期待です。小泉
の言う変革はその名に値しませんが、世の中がおかしい
と感じている人が多いことは積極的に把えるべきでしょ
う。
★ゆきちゃんの本人尋問の詳細を弁護人から差し入れて
もらった公判調書で把握しました。ぼくの知らないこと
が多々あり(三井物産本社に爆弾を運ぶ際にズッコケそ
うになって危なかったことなど)、共謀したとされてい
るのに、互いにほんの一部分しか知らなかったことを確
信できました。共謀はデッチアゲだ!
 さて、ゆきちゃんがぼくと会っていた当時、和君と某
君に依存していたのは事実ですから、そうしたあり様を
強調する必要があります。ただ、公判調書の字面を追う
限りでは、少々“カマトト、ブリッコ”に読める部分が
あるので、駆け出しゲリラの強調の仕方を工夫した方が
よいのではないでしょうか。
 ゆきちゃんは、日本赤軍幹部と報じられたことを証す
ように、冒陳を堂々とやりました。約20年間で鍛えられ
たからですが、ブリッコとのギャップが大きすぎると証
言の信憑性という面で得策ではないのではないでしょう
か。事実の語り方を是非工夫してください。
 ところで、狼の連絡員が評判倒れで、詐欺に合った気
分にさせられたということですが、遺憾に存じます。
 日本赤軍の解散宣言については驚きませんでしたが、
部外者としては、スタンドプレーで、私党(軍)化のき
らいがあるように感じました。隊内民主主義が徹底され
ていれば獄中の同志たちと相談して決めるものだと思う
からです。獄中者は方針決定から排除すると事前に決め
られていたのかもしれませんが、でもそうだとすると解
散宣言をした当の人が獄中者であるのはどういうわけな
んだと思っています。
 日本赤軍の解散自体をあれこれ言うつもりはありませ
んが、解散宣言の出され方に違和感を覚えました。
★『死と影の谷間から』(現代人文社)は、米国の黒人
差別裁判で死刑判決を受けたムミア・アブ=ジャマール
が処刑の危機にあることを伝えています。ぼくは、なに
よりも日本の死刑制度と闘い、自分への処刑を阻止すべ
く力を尽さなくてはなりませんが、ムミアの置かれた状
況を知った以上、同じ死刑囚として座視することはでき
ません。日本の死刑囚監房から、彼の無罪出獄を求めて
いきます。
              2001・6・3 大道寺将司

MASASI  HOME
inserted by FC2 system