大道寺将司くんの今日このごろ

支援連ニュース No.235


★日・韓・中の三国を歴訪したブッシュは、北京の清華
大学で、前回の訪中は文化大革命の時で人民服ばかりだ
ったが、今は中国も自由になり、服装がカラフルになっ
たと?を振って、自由の意義を説き、その上で、米国こ
そが自由の体現者であると見栄を切ったそうです。
 しかし、9・11以降、米国の“自由”が如何に管理・
統制されたものであり、しかもそれすら体制に従順な者
のみが享受し得るものであることが明らかになりました。
チョムスキーのような人たちの言説が締め出され、ブッ
シュとその政府の礼賛一色だというのですから。
 また、米国では、先日終了した冬季五輪のTV放送は
すべて編集され、自国選手の画像だけしか流されなかっ
たようです。視聴率競争の結果であるとしても、米国内
では他国の選手の活躍を見る自由は奪われていたわけで
す。スポーツだけが特別なのではありません。対アフガ
ン報復戦争の報道でも都合の悪いことは削除され、あた
かも米国による正義の解放戦争に擬せられていたとか。
こうした偏向した国粋主義的な報道に接していたら、一
国主義的な独善に陥るのは避けられないでしょう。
 ところが、小泉を筆頭に日本の政・官・財の首脳たち
はそんな米国があらゆる面で手本であり、米国に追従す
ることが日本の進むみちだと信じて疑いません。だから、
米国軍に荷担する参戦法を制定し、米国による世界一元
支配戦略に組み込まれることでしかない構造改革に邁進
しているのです。その結果、大企業のみ生き残り、中小
零細企業は淘汰という名の切り捨てを強いられています。
 まさに死屍累々という状況なのに、なぜ“一揆”が起
きないのでしょうか。失業者も失業者予備軍も、そして、
学生も、獄中者も……政府打倒に向けて怒ろうではあり
ませんか。
★かつて、旧赤の諸氏のパレスチナについての発言を、
当事者の友人のそれとして傾聴したものですが、今はよ
そ事なのだろうか? 丸ちゃんはハマスなどの武闘に反
対していますが、彼らの捨て身の闘いがシャロンを追い
つめているように思えるのですが。
★ゆきちゃんの弁論まであとわずか。最後なのだから、
遠慮も自制もかなぐり捨てて言いたいことをすべて言っ
たらいいと思います。健闘を祈ります。
★シャコは悪性の風邪に苦しんだようですが、新年は大
丈夫かな。春の風邪も気をつけてほしいと思います。
★「解散じゃないよ」と念を押されても、支援連事務所
の閉鎖に些かの寂寞感あり。万古不易などあり得ないと
承知しつつ。新たな体制が作られますように。
             2002・2・28 大道寺将司

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