大道寺将司くんの今日このごろ

支援連ニュース No.252


★“(日本赤軍への合流に際し)東アジア反日武装戦線
のメンバーなのに同志たちに挨拶もなく他の組織に入る
わけにはいかない”ということで悩んだ、とゆきちゃん
が書いています。そのことをうまく伝えたいけれどもで
きていない、とも。
 なにも悩む必要はない、と獄中から伝えることができ
たらよかった。遅れ馳せながら、ゆきちゃんたちはそれ
以外にはない決断をしたと伝えたい。問題があったとす
れば、あっさり解散してしまった日本赤軍でしょう。
 ゆきちゃんたちが呼び掛けに応じて出獄した時点で、
日本赤軍に加わる以外にはなかったのだと思います。そ
れは、二重党籍の問題とか、「よりよく革命の役割を担
う」ためなどというしゃらくさい理屈からではなく、俗
な言い方になるけれども、出獄させてもらいながら、あ
かんべえはできないでしょうということです。
 そもそも日本赤軍の呼び掛けがあった時、選択肢は、
応じるか、応じないかしかなく、武装闘争を否定してお
らず(当時は)、しかも、ハイジャッカーのなかに東ア
ジア反日武装戦線の同志(既にその時には日本赤軍の一
員になっていたのでしょうが)が含まれていのるかもし
れないとすれば、応じる他にはなかったでしょう。そし
てそれは即ち、好むと好まざるとにかかわらず、日本赤
軍に合流し、その一員になる選択をするということだっ
たのではないでしょうか。
 あの時獄中の同志たちと意思確認すべきだった(やろ
うと思えばできた)とか、日本赤軍への合流について獄
中の同志に通告すべきだちた(やろうと思えばできた)
というのは後知恵であり、やむをえないことです。
 ゆきちゃんに悩むべきことがあるとすれば、出獄して
やろうとしたことができなかったということでしょう。
しかし、できたのであれば、悩むことも恥じることもな
いでしょう。
 ゆきちゃんのあるがままが友人たちを元気づけている
のですよ。
★各地の総連や朝銀の関連施設に銃弾が撃ち込まれてい
ます。拉致事件を契機とした北朝鮮バッシングに付和雷
同したものなのでしょう。やられていることは、暴力団
抗争の際に対立組織の事務所のシャッターやガラス戸を
銃撃して気勢を上げることと同じ児戯に類した虚仮威し
にすぎませんが、在日朝鮮人差別を煽るものではありま
す。排外主義的傾向を強める日本政府に同調し、あるい
はその庇護のもと、在日朝鮮人を迫害せんとする見下げ
はてた勢力の跋扈を許してはなりません。
              ’03・9・8 大道寺将司

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