大道寺将司くんの今日このごろ

支援連ニュース No.254


★総選挙が公示されました。東京拘置所の建つ葛飾区周
辺では平沢勝栄の名前が連呼されています。あの拉致議
連の目立ちたがりの男です。
 その平沢を落選させるために選挙権を行使したいとこ
ろですが、残念なことに確定死刑囚である私は選挙権を
剥奪されています。それだからというわけではなく、民
主党は言うに及ばず、共産党も後退に次ぐ後退ですし、
党首や幹事長の見てくれが如何に良いかの人気投票の様
相を呈していますから白けるばかりです。然は然りなが
ら、小泉政権をこのままのさばらせていいわけがなく、
今回の総選挙で引導を渡すことができればそれに越した
ことはありません。
 小泉政権は、反米英ゲリラ戦の激化、拡大にひるんで
年明け後まで延期しようとしてきたイラクへの自衛隊派
兵を、アメリカから批判されたことによって、急遽年内
に繰上げて実施しようとしています。また、ブッシュが
タイに向かう途中、給油のために寄航、訪日するのに合
わせて、イラク戦費支出を決定しました。その額は、世
界銀行やサウジアラビアなどをはるかに越えてアメリカ
に次ぐ規模ですから、アメリカべったりの姿勢は際立っ
ています。
 小泉政権は、一体なぜこれほどまでにアメリカ・ブッ
シュ政権の顔色をうかがい、扈従であろうとするのでし
ょうか。
 そもそも小泉は、アメリカのイラク侵略を正当化する、
大量破壊兵器の開発と存在という根拠が崩れたにもかか
わらず、今もってアメリカを支持し、あまつさえ自衛隊
を派兵する理由を明示できてはいません。ブッシュ同様、
イラク侵略戦争は正しかったと繰り返すばかりです。
 自衛隊の派兵予定地は、反米英ゲリラ活動が活発なバ
クダッド周辺や北部地域ではなく、南部地域のようです
が、小泉がやけになって“どこが戦闘地域で、どこが非
戦闘地域かわかるわけがない”と言い放ったように、安
全な地域などありません。まして対米親密度が突出して
いる日本に対する警告は単なる脅かしではないでしょう。
 派兵される自衛隊員がイラクの民衆を殺傷する可能性
があり、また、自衛隊員が殺傷される可能性もある。し
かし、小泉にこうした事態の出来を考え抜いた形跡はな
く、ただブッシュの顔を立てるだけのために派兵に固執
しているとしか思えません。
 自衛隊のイラク派兵を阻止しなくてはなりません。そ
して、そのためにも、小泉政権を引きずり倒さなくては
なりません。       ’03・10・31 大道寺将司

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