大道寺将司くんの今日このごろ

支援連ニュース No.263


★外遊、特にアメリカに行くと日本の政治家たちは与野
党問わずに“勇ましく”なってしまうようで、コイズミ
はイラクでの自衛隊の多国籍軍参加を、そして、オカダ
は憲法を改悪し、国連安保理の決議があれば自衛隊の海
外での武力行使を可能にすべきだ、とぶち上げました。
世界最強の軍事大国アメリカへの機嫌とりとして勇まし
いことを言わなければならないと思い込んでもをり、ま
た、国内での縛りが消えて本音を吐露してしまうという
ことでもあるのでしょう。
 コイズミは改憲論者で、ブッシュのパシリですから、
多国籍軍参加発言は許し難いけれど意外ではありません。
しかし、オカダはどうしたことか。参院選で自民党を上
回ったことに昂揚し、勘違いしているのではないでしょ
うか。民主党が積極的に支持されたわけではないのに。
 オカダ発言を、国連安保理決議という枠を設定するこ
とでコイズミ政権のようななし崩し的な海外派兵を許さ
なくするものだと解釈するむきもありますが、しかし、
それならばなぜ改憲−→交戦権にまで踏み込む必要があ
るでしょうか。結局は交戦を可能にするためのルールが
必要だと言っていることに他なりません。
 改憲に走る前に9条を生かした国際社会での役割、語
の真の意味での人道復興支援のあり様をさぐるべきです。
 序ながら、国連を出汁に使うのであれば、死刑廃止に
ついて頬被りをきめこむのはいただけません。
 オカダは政権与党になることを視野に入れ、その意気
込みを示すべく件の発言をしたのでしょう。たとすれば、
二大政党制を煽ってきたマスメディアにも自己批判して
もらわなくてはなりません。
★ゆきちゃんは7月26日頃に上告を取り下げるようだと
弁護人から聞きました。ということは、まだ面会ができ
ているのかもしれませんが、でも今週一杯くらいでしょ
うか。これからの12年はけっして短かくはありませんが、
顔叩きを続けて、元気に出獄してほしいと念じています。
なんとしても彼女の出獄を見届けたいと思っていますの
で。それにしても温暖な地の刑務所だといいのですが。
★7・11 大道寺幸子さんを追悼する集い に、九州、
四国、鳥取、岡山、京都、滋賀、愛知など遠方からも駆
けつけていただき盛会だった由。参加して下さったみな
さん、そして、共感を寄せて下さったみなさん、ありが
とうございました。喪主で、主催者でもあったのに、囚
われの身故、面会と差し入れの写真で当日の様子を知る
他ないので些か没主体的になりますが、感謝しておりま
す。
              ’04・8・4 大道寺将司

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