大道寺将司くんの今日このごろ

支援連ニュース No.274


★この度の衆院解散は小泉首相の郵政民営化への熱意の
表われだと説明されていますが、“(参院で)否決され
たら解散”と本人が公言した時点で、自ら可決の芽を潰
したのではないでしょうか。とすれば、郵政民営化法案
を本気で可決させたかったのではなく、自民党内の権力
抗争に勝ち抜くための出汁にすぎなかったのではと勘繰
りたくなります。
 それにしても、自民党の人気は地に堕ちても、自分の
人気は高いと自惚れているからこその解散なのでしょう。
そして、コイズミ敵“果断さ”を殺されても解散すると
いう“一途さ”への支持と共感があるようですから、彼
の狙いは、今のところは当ったということでしょうか。
 ところで、コイズミ人気は、郵政民営化に代表される
「改革」への期待によっているわけですが、「改革」と
いう言葉に眩惑されているように思えてなりません。
 マスコミは、行財政の無駄を省くという「長所・美点」
にばかり光を当てていますが、コイズミ「改革」とは規
制緩和、民営化の謂であり、弱肉強食の市場原理を万能
とするものです。つまり、富める者は一層富み、貧しい
者はいつまでも浮かび上がることができない。実際、階
級分化が進み、貧富の差が拡大したと言われます。これ
がコイズミ「改革」の果実です。改革という言葉が喚起
するものとは逆のベクトルが示されていることにいい加
減気付くべきでしょう。
 深夜、蒲団の中で、ラジオの開票速報をイヤホンで聞
いていた子どもの頃から、選挙のたびに少数野党を支持
してきましたが、支持する野党がなくなりそうな気配で
す。今回、果して社民党は生き残れるでしょうか。靖国
参拝などにこそ注目し、コイズミ“劇場”なるものに惑
わされぬ判断をしてもらいたいものです。
★弁護人から差し入れてもらったコピー、「元東アジア
反日武装戦線〈さそり〉宇賀神寿一氏、マスコミ初イン
タヴュー」と太文字の見出しのついた、誌名不祥の雑誌
の記事を読みました。シャコの思いがそのまま活字化さ
れたいい内容でした。先の30年集会の効果で、マスコミ
のぼくらに対する見方にも変化が生じたのかと思いまし
た。しかし、その雑誌は、シャコも驚くような所謂“エ
ロ本”だったのですか?! どうしてそんな雑誌に「ゲリ
ラ戦争研究」なる特集が組まれたのでしょう。しかも、
折角シャコの首途ともなるインタヴューだというのに。
果してその記事を読んでくれる読者がいるものか。混沌
とした世の中の反映なんでしょうかね。
              '05・8・10 大道寺将司

MASASI  HOME
inserted by FC2 system