支援運ニュース No.178


ぶっつけ本番で書いてて、いつもながら汚い字と修正ばかりですみません。/まだ病舎にいます。
ちょっと間借り 97.6.4 丸岡 修 『創』7月号に、ゲリラ戦術面
でのMRTA敗因を書きました。
177号は6,4午前にようやく届きました。東拘は5,18に受付けておきながら、浴田同志の「スペイン語3行を自費翻訳しろ」だって!?浴田が自分で訳つけてるやんけ。私が一行使った時は不問だったから、行数?
 『噂の真相』の7月号に、吉村同志による「ペルー報告」が載ります。乞うご期待!

1 MRTA
 『創』7月号に仮題〈「リマ事件」でなぜMRTAははいぼくしたか〉というのを書きました。政治的評価は様々な人(本誌など)や新左翼党派が書いているので(もちろん、立場や路線が違うので私らと全く同じではない)、私の方は主要に巷の「危機管理評論家」「軍事評論家」共の陳腐な解説(軍事面、反テロ戦術)を批判することにしました。ゲバラの考え方、やり方の側の者が言わないといけません。「武力突入が正しい解決策なのだ」という論調に対して、「今回はたまたま“人質”1名で済んだ」ことを連中は伏せており、連中の土俵上で反論しようとしたもの。それに我々ゲリラ側がなめられてはたまりません。マスコミに「丸岡はテロ信奉者」と汚名を着せられようとかまわん、として書きました。まぁ、期待せずに読んでみて下さい。尚、私たち日本赤軍はMRTA支持の立場ですが、日共などをも支持するのと同じく何もかも100%支持ということではありません。共に帝国主義に反対して闘う意味において支持です。世界には「赤い旅団」のように旧共産党や進歩的人士をも攻撃対象にしている組織もありますが、日本赤軍としては同意できない路線です。だが、味方とはみなす。

2.将司氏コラム・利明氏コラムに関連して(雑記)
(1)「アナ・ボル対立」について:半年ほど前に将司氏が、私が他の所に書いた「…アナーキズムも敵対矛盾とはとらえない。味方内部の矛盾」に対して、ボルシェビキ批判の側から「ロシア革命では敵対した」旨書かれてました(私の記憶あいまい、多分このような趣旨)。日本赤軍はML主義に色分けはできるので、「アナ・ボル論争」ではボルの側になるのでしょうが、「それは当時のロシア革命という状況においてのもの。なぜ現在の日本の革命を目指す者が、それを持ち出しアナーキズムと対立しなければならないのか。アナーキストもしかり。味方内部への矛盾にできなかったことを教訓にするだけだ」と答えておきます。(哲学において毛派などが持出す“矛盾の敵対性”について、我々は部分否定)
(2)「革命後の社会」について:前号の利明氏による将司氏批判の文章に関してです。私は(日本赤軍は)左翼は現資本主義体制に否を言うだけではアンチテーゼに終わり現体制にとって代ることはできない、ジンテーゼとしての対案を示さなければならない、という立場です。仮に、保保連合が成立して日本が無茶苦茶になり、現実にかなりすすんでいるが、その反動で急激にかつての社共革新統一戦線的政権ができたとします。その日から人民生活の保障、国家の運営が必要になります。減税と福祉の拡大が両立するのかのレベルから、円の急落への対処、株価の暴落に対して放置するのか、原子力政策の転換など進歩的政策を急激に進めれば人民のこれまでの生活水準が下がるかもしれないが(数年は低下する可能性大)、我慢を呼びかけるのか、転換を漸次的にするのか、等々問われるでしょう。保守の『日本改造計画』よりも明確な左翼の側の『日本革新計画』を示さねば人々の支持を獲得できないでしょう。かつての左翼のように「豊かにする」と言っても人々は信用しない。人間として生きる新しい価値を示さねばならない。 /ほなまた。


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