支援連ニュースNO.224

丸岡修さんの@宮刑たより

 春立つ!と言っても最低気温は氷点下が続いています。最も寒かったのは、2/12。最高1.5℃、最低―7.1℃。洗面台の水道は半分は凍っており、房によっては完全に。ちなみに仙台の平均気温は、立春で4.8/−2.5、2月末が6.6/−1.0。今年は例年より寒い日が続いています。12/25に雪が積もって以降、完全に融けることなく、残雪が消えたのは、2/22。戸外運動も12/26から1月下旬まで全く無し。東拘病舎なら中庭の遊歩用コンクリート板の除雪をするか、屋根つきの渡り通路が代用され、運動は雪の日でも雨の日でも休止にはならない(96年末から)。ここは、少しの雨や雪ですぐ中止。数センチの積雪でもダメ。
 南向きの獄窓からは、狭い空地と塀が見える。塀際に専用アスファルト道。そこに2mほどの若木が数mおきに植えられているだけ。刑務所正面や周辺とは異なり、緑は雑草と若木の乏しい葉のみ。そんな殺風景な所ではあるが、ひょうきんな鴉が1羽登場。アスファルト道には残雪なく(車用に除雪される)、そいつはその道にどこかから拾ってきた小さなゴムボールを落として遊ぶのである。嘴にボールをくわえて5〜6m飛び、落としては、それをくり返す。毎日小1時間ほど、10日間ぐらいやっていたように思う。私も鴉はすきではないが、こういうのを見ると少しは可愛いかな。
1.皆さんへのお礼
 敗訴確定から4/12で1年になる(棄却決定は3/28付だが、異議申立てをしたので正式の確定は4/11付の決定の送達日)。多くの人たちから、手紙やハガキ、電報、面会で励ましをいただき、本当に力づけられました。1日に6時間位しか文章を書く体力がなく、執行の4/20までの3週間はやり残していたことが多く嵐の日々でした。その日が来るのは分かっていたのに残務があまりに多く未だに持ちこしたままです。それが故に、不義理は承知で多くを断念しても、M2chanらに「あれやこれや」と未だに迷惑をかけ続けている1年。はぁーっ。懲りない奴。チャーリー・ブラウン風に言うと、SIGH(ため息)。で話を戻せば、折角励ましの言葉をいただいたのにロクにご返事できないことになってしまい、誠に申し訳ない限りです。そんな思いで、日誌NO.1を読み返したら、最後に少ししかお礼を述べていません。便りはせずに心で応援していいただいている方たちを含めて、すべての皆さんに、改めて深い厚い感謝の意を表明します。
 カンパも現金や切手で多くの方たちからいただき、何とお礼を述べればいいのか。『じゃリン子チエ』風に言えば「赤貧ネーチャン」なのに乏しい財布の中からカンパしてくれたA子ちゃんを始め多くの方たちに、本当にありがとうございました。1年間の額が3週間で。皆さんそれぞれに入用が多いのに恐縮の限りでした。一人一人の汗の結晶であることは生涯不忘。こんな大金を私などに良いのかと思うほどの額をカンパされた方たちもおられます。面会時に持ち金を聞かれて「3万円ぐらい刑務所に持っていけば大丈夫」と言ったのが「なに、3万円しか持ってない?」と伝わってしまい、届けてくれた方も。よほど皆さんに半分をお返ししようかと思ったのですが、「失礼だ」と以前に怒られたこともあって、有難くいただくことにしました。私の今後の獄中生活への応援が趣旨であるのですが、突然に3月に帰国した4人を含めた獄中の同志たち7人に「福分け」することにしました。非党員の米国のS氏、赤とは無関係なのにとばっちりのK氏の2人には送金依頼が大変なので断念。救援会の考える会への分も含めて全額の3分の1を回しました(預けた者への私の依頼が二重になってしまったみたいやが)。考える会には国賠訴訟控訴審の2人の弁護士への費用10万円(半額にしてもらった。1審は法律扶助協会から出してもらった)も出してもらっていたこともあるので。私宛てにくださったのに他に回したこと、どうかご容赦願います。再審準備や国賠敗訴の支払い(2審、3審は裁判所の訴訟救助を受けたが返済必要。17,000円位)。気がついたら本代をどうすんねん、という事態に(アホや)。『実録!刑務所のなか』文庫本の収入あった時も300冊の買い取り、泉水個人誌経費、他への福分けなどで(しかも住民税まで来た)、おカネが身につかない私。でも、その後もカンパを色々といただけているとのことで、とても恵まれた状況にあり、私は何という幸せ者か。本当に有難うございました。新日本新書の「資本論」7巻なら1万数千円で済むし。週刊金曜日は、刑務所の冊数制限がありどうせ読めないので購読は中止。その分、ジュヴィナイル(少年少女)の文庫本に…。TVも映画もディズニーランドも、監獄ではダメなので、この辺の軟弱さはどうかお許しを(冊数制限厳しいので、「資本論」は単行本3巻にさせてもらいます)。
2.お詫び
 下獄までにお便りいただいたのに、ご返事もできなかった方々には、改めてお詫びします。
 下獄前に「夢と希望つうしん」の送付先リストは書いたのですが、走り書きの氏名一覧表であったので、指定もれの方々が何十人か。という次第で1号から送られていない方々、どうかお許しを。(2月末記)

(「夢と希望つうしん3号・日誌11」より)


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