〈定期第104信〉

 そろそろ梅雨も明けるのではなかろうか。そうしたらまた35℃以上の暑い日が続くことになるのだろうな。歳とともに暑いのが苦手となってきた。  と言っても屋外の運動時間には、のんびりではあれ、とにかく走り回っているから、他の多数派の連中より、暑さに弱いってわけではないけれどね。坐って将棋を指したりしてるよりは身体を鍛えておった方が、先々のことを考えると、為にはなる。1度鍛練をさぼるとズルズルといってしまいそうでいけない。とにかく少しずつであれ継続していくのがいいようだ。もともと根が怠け者ときているから、これがまた大変であるけれど。ナマケモノの健康法は、もう14年近く継続しているからエライものである。ようやっと最近になって、その効果がでてきたように思える。ナマケモノとついているから、効果のでかたものんびりしているのかしらん?
 免業日の1日2回(午前、午後)各15分間の室内運動のすごし方というと、定まっていて、腕立伏せ50回→真向法体操2回→腕立伏せ50回→真向法体操2回→腕立伏せ50回→操体法の旋回運動、といったところ。この程度の内容のものでも15分間なんて、アッという間にすぎていってしまうが、継続していれば、それなりに効果はあり、今もって腰痛に苦しむことがない。それに身体が柔軟でいられるし、うでにもそれなりに筋肉がついてきている。しかし、腕立て伏せ1,000回の将司ほどの筋肉はついておらんな、多分。
 ああ、暑い日には、冷たい水の中で泳ぎたいものであるか。三重刑にはプールがあるなんて言っている奴がいたが本当かしらん?
 6/25の死刑執行は、夜のラジオニュースで聴いた。昨年の執行から、いよいよ1年になろうとした時にやるなんて、なにがなんでも続けるぞ、という法務官僚の意地とおしか。
 村武さんとは、獄組や麦の会での関わりから、やりとりをしていたことがあったので残念だ。彼からは、短歌のことなどいろいろ教えてもらったりしたっけ。なんか、知っている人がどんどんやられてしまうな。しかし、これまで1年近く執行ができなかったのは、させなかった状況をつくり出していった、ということであるのだから、そのさせなかった状況をさらに強めていくため頑張っていってほしいと思う。『縊られて悔いが残った死刑台』
 7/12の参院選は、実におもしろい展開となった。そうした状況も死刑廃止運動を利するものとなればいいけどね。参院選直前に放送されていたテレビ朝日の『サンデープロジェクト』という番組を見たのだか、おもしろかったなぁ。橋本は、逃げてばかりいてあれでは呆れられるのも当然だな。公明社民はパッとしなかった。あれではだめだろう。社民がハッキリしなくなった分、共産がよくみえてきてしまうのだろうな。社民はウジウジしとらんで、ダメなものはダメでやっていってほしいものだけれど。民主党にはあまり期待できんだろうな。東京選挙区で中村敦夫が当選したのはよかった。これから、どう動いていくかたのしみであるが、これまでの「タレント候補」と言われた人たちと同じようなことにならんようにと思うのみ。「新生」誌なんか読むと、なかなかいいこと言ってるけれどね。
 私もいつの日にか選挙に出てやろうかしらん……などとふと思ったりして…。ダメだろうな。
 自民党総裁選挙、なんてことでここ数日うるさくなっているが、(ま、うるさいと言っても自民党とマスコミだけかな)大してちがいがないだろうなと思わせる三人だものな。ともあれ、そうした政治抗争など政治の動きをテレビや新聞などで見ているのはおもしろいな。
 国際面を見ていたら、イスラエルの方でもイランへの武器輸出の件で大揺れとか。米国のバブル経済はいつはじけるかわからない状態だし、世界的な政治状況は、かなり流動化しそうだ。しかし、抵抗勢力は元気なく、まとまりなく、といったところで、困った状況。乱世の前の平穏、といったところか。
 今回の参院選の結果で、これから先がちょっとたのしみとなった。これで衆院解散、総選挙とくると、さらにおもしろくなるのだが。今回の結果を見れば衆院選をやったら、自民党の敗退は明らかだものな。それで必死に衆院解散総選挙をしない人を総理総裁に! というわけ。
 三浦和義さんの無罪釈放も嬉しいニュースであった。公判での闘いは、もちろんそうだが、マスコミに対する民訴の闘いもきっちりやっていたことが今回の無罪釈放をより強固に結実させるものとなったのだろうか。同じようなマスコミ報道の被害者にとっても大いに力となったのじゃなかろうか。テレビ見ていたら、久しぶりの三浦さんは、けっこう太っていたな。メンツを気にした検察の愚行によって、もうしばらくたいへんだろうが、健康に留意して頑張ってほしいと思う。
 7/18,19,20と三連休。と言っても私らは、あいかわらず獄中にいるまんま。レジャーに行けるわけもなく、せいぜいテレビと読書で暇つぶし。
 7/18はワープロクラブに出てきた。今期(7月〜12月)は川柳クラブをやめて、ワープロクラブにした。時々、ワープロにさわっていないと、覚えたことも忘れてしまうからね。
 今回は前回と教え方がちょっとちがってきたようだ。教え方を工夫してきたのかな。6回だけだが、さらに上手になるために頑張ろうと思っている。
 7/19 9:00〜 2,3級集会「日曜洋画劇場」の録画シャロン・ストーン主演『硝子の塔』。アヘアヘやっているのをアイスクリームとプチ・アーモンド(雷おこし風菓子)とかいうのをアヘアヘ食べながら見る。
 7/20は雪印なめらかプリン(小売希望価格90円)、はごろもグレープドリンク缶が特配。
 といった三連休が終わるのであった。
[差入れ][7/14]ザ・パスポート73、返信用ハガキ、丸岡修さんの無罪のために、憲法を守ろう東京拘置所、領置品の総量規制の撤回見直しを求めます〈帰国者の裁判を考える会〉 [7/16]人民新聞6/25号、人民新聞7/5号、夏期カンパにご協力お願いします〈日角八十治〉 草の根通信308号、『空飛ぶトラブルメーカー』〈平山まゆみ〉 新生〈立志社〉 5/30湯浅さん退官祝賀パーティーに協力くださったみなさまへ、梅雨の盛り健勝のことと存じます、まだ科学を信じているきみへ〈永井迅〉 以上。いつもどうもありがとう!
 「支援連ニュースNo.190」の3頁に祝賀会の写真が載っていたので様子がよくわかってよかった。ゆきちゃんへの集中攻撃みたいなものかな、まりっぺが女区で一人でいた時も同じようなカンジではなかったのかな。痔の手術はどうなったかな? ま、成功しただろうけれど、前にトシがやった時の話は、本人からしっかりと教えてもらったが大変だろうな。私は切痔はやったことがあるが、今はそれもなくなっていたって好調。ごましお通信でトシが訴訟するについての注意事項を書いているのを参考にしたらいいだろうね。
 カズ伝を読んで、斎藤君っておもしろい人だったんだなとわかってきた。これらをまとめたらホントいい本になっていくだろうね。丸ちゃんの桜の絵のカンジ、佐川さんのカンジと似ているなぁ。
 佐川さんはあいかわらず、絵を描いているだろうか。四コママンガは最近描いてないのかなぁ。四コママンガをどんどん描いて、一冊の本に仕上げてみたら、おもしろいかもしれないね。
 「ザ・パスポート72」にもレバノンの拘束中メンバーの状況について不安なこと書いてあったが、さて大丈夫だろうか。レバノン政府の方針もいろいろなところの政治状況と関わって、変化してくることがあるしな。私も吉村さんと同じような仕事を逃亡中にしたことがあったがけっこうきつかった。手配されてるのに新設にしてしまったのは、わかるわかる。私も逃亡中、けっこうそういうことをしてしまっていた。つい、やってしまうんだよね。腹の大きい妊婦さんに席を代わったり、高齢の女性に席を代わったりと。やったあとでヤバー、と思ってその電車から降りたりして…。しかし、パクられる時のカンジって似てるなー。「隣に座った者の挙動不審にうん? と思ったが自分に関係ない。」コレわかる(?!) どうもヤバクなってきた時ってのは、「自分と関係ない」ってカンジでの逃げの思考方法が強まるのかもしれないな。
 「CPR News Letter No18」で建替えられる東拘の建物について、まあいいのでは、というカンジで海渡さんが書いておられたが、さて、どうだろうか。冷暖房付きならばいいかもしれんが多分、そんなことはないだろうしな。それに、外が少し見られるといっても室内で立っていないと見られないから、室内で立っていると注意されることが多い現状のままで、果たして立って外をゆっくり見ていられるだろうか……と考えてしまうね。
★最近テレビをよく見るようになった。見る番組は、大体定まっているが。最近、午前10時頃からも見られるようになったので「サンデープロジェクト」なんてよく見るようになった。わりとおもしろいな。私がよく見るのは、報道特集ものが多い。外のことをとにかく知りたいという気持が強いからだろう。「NHKスペシャル」もおもしろい内容のものをよくやっているのだが、そうそう見られないな。そうそう「サイエンスアイ」というのは、ほとんど見ているのでそのへんの知識は、わりかしあるぞ。土、日の昼すぎは、NHKの教育か総合を見ていることが多いかな。けっこうおもしろい番組が多い。「中学生日記」はよく見ている。民放でも「宇宙船地球号」なんてのはよく見ているけれどね。そうした番組を見ることで、けっこうバランスのとれた思考ができるようだ。(本当かな?!)しかし、テレビを見る時間が多い分、本を読む時間が減ったので困った。
★98年6月分の作業賞与金、1等工(時間35円30銭)基本給6,142円 9割増 11,670円
 さあ夏です。バテることなく頑張りつづけられるでしょうか。みんなも元気で頑張ってほしい。では、元気で! また! 1998.7.20 寿一記


SHACO
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