〈定期第108信〉

【差入れ】[9/28]模索舎月報9月号〈模索舎〉ごましお通信48号〈益永美幸〉新生526号〈立志社〉監獄通信No68、対東京拘置所抗議行動へ〈統一獄祖事務局〉支援連ニュースNo193、対東拘〜〈東武央〉『初めてのエスペラント』〈向井孝、水田ふう〉[10/2]新生503、516、518、519、521、525号〈立志社〉[10/8]風28号〈向井孝、水田ふう〉人民新聞9/15、9/23号〈日角八十治〉[10/9]日雇全協ニュース92号〈日雇全協〉ザ・パスポート76、96年4月カナの虐殺ビデオ上映会、アンケートのハガキ〈帰国者の裁判を考える会〉[10/12]エスペラント中級通信案内と申込書、受講生通信、エスペラント通信ご案内、国際語エスペラント地球語エスペラント〈沼津エスペラント会〉領収済通知書+領収控+納付書領収証書〈岐阜北社会保険事務所〉『夢みる頃をすぎても』、『三浦和義氏からの手紙』、ぎ・お・ん・ま・ち・だよりNo1〈平山まゆみ〉[10/16]シャコ通信No10、〈東武央〉『貝のうた』、草の根通信311号〈平山まゆみ〉『インパクション110』〈インパクト出版会〉[10/21]模索舎月報10月号〈模索舎〉[10/23]支援連ニュースNo194〈東武央〉人民新聞10/5号〈日角八十治〉救援345号〈QRC〉以上。差し入れいつもどうもありがとう!

 立志社からは、これまで抜けていた号が送られてきた。忙しい中、すみませんね。いつも読ませてもらって、政治経済について勉強させてもらっています。この間の国内の動きがよくわかった。
 「ごましお通信48号」やっと宅下げが代理で認められるようになったのはよかった。領置品を整理しろ、と言われても宅下げが制限されていたのでは、なかなか整理なんかできないものなぁ。しかし一度宅下げした本を再度差入れできないってのは理解可能だ。編集後記の「その情報が一つのところで保管されているだけで」云々ってのは意味深だねぇ。今回は抹消なし。ま、されそうなところもなかったが。
 「監獄通信No68」の抹消箇所は、22頁の情報コーナーの「岐阜刑務所に人権救済勧告」の小見出しの上の1行くらい(?)の10字(?)ほどかな。この1カ所のみ。十亀さんの仮舎房の説明は詳しくてよくわかった。直接、外気に触れられない構造ってのは、ちょっとたまらんな。これじゃノイローゼになる人が増加するのも当然だろう。
 私など冬でも窓を開けてることが多い、日中は。米国ではけっこう頑張ってるねぇ。
 「監獄人権センター通信No19」は抹消がなかったな。珍しいことに。昨年の暮れに出たとかいう通達のことが話されていたけれど、それに関係あるのかなぁ。昨年あたりから、反則でつままれても、あまり重罰はされなくなったものな。私が洗濯札をつけてたってので怠役で降級、無事故章剥奪、等工降下、軽屏禁1週間の重罰だったのが、同じような件で叱責ですんだってのもあったな。ケンカ、口論、食物のやりとりなどはあいかわらずきついみたいだな。今は囚人数が激増しているってのは初めて知った。岐刑は拘置所が仮住まいしてきているので、ちょっとわからんかった。長期、無期の仮釈放が非常に困難になってきているってのは、どうしてなのかなぁ。仮釈で出た人が再犯するってことがあったからかね。しかし刑務所に長くいればいるだけ、非社会的人間になっていく今の処遇内容を改めていかないと、どうしようもないのではないかな。欧州の刑務所では、長期無期の囚人ほど、施設内の自由が多い、というのも、長期拘禁生活による害を防ぐ、ということからくるのだろう。今の日本の刑務所では無期囚ってのは、生きがたいかもしれないね。カウンセラーを増員するとか、いろいろやるべきことがあるはずなんだよな。
 「支援連ニュースNo193」おお、テレビばっか見ていて悪かったな。アクビしながらキー打ってるから、あちこち誤字が出てくるんだよな、きっと?! 「ヅボッ」って頭に指圧してもらった方がよかんべさ。抹消が3箇所あったよ。ゆきちゃんの7頁の下段14行目(よう」と答えたけど)から19行目までが抹消されていた。そして14頁の上段の25行目(つまり左から1行目)。同じく14頁の中段の1行目から9行目までが抹消されていた。「カズ君を捜して」の中野さんの文を読んでいたら、なんとチンペイは叛旗の関連だったとか。私のいた大学、叛旗の拠点校の一つだったんだよな。叛旗って、あんまり好きじゃなかったんだよな。あの理論が観念的すぎて。しかし、結びつかんなぁ。
 芳正については、トシも書いていたが、考えすぎってところじゃないかな、と思うけれど。彼は彼なりに考えてのことなのだから、黙ってみていてやるってのがいいのではないかな。芳正は湯浅さんを柄受人に、まだ申請中なのかな? まだ認められないのなら、もう少し確実な人選をしてもいいかも。
 沼津エスペラント会からパンフなどの差入れがありました。これは向井さんの方から選んでくれたのでしょうね。ありがとうございます。まだ案内と申込書しか見てないけれど、なかなかおもしろそう。ここでは、ちょっとこの通信教育、受講できるかどうか難しいところですね。だめなら出獄してからやりたいものです。本の方も受け取って、今勉強始めているところです。わざわざ送ってもらって大変感謝しています。この独習書は勉強しやすいですね。エスペラントは覚えやすくていいです。どうも他の外国語は、覚えがたいので困ってました。出る頃までには、けっこうなところまで上達できるように頑張りたいものです。大杉栄は一回獄入りしたら、外国語を一つマスターするとのことだから、ま、私もエスペラントをそうしましょ。
 獄中では、とにかく自分で勉強の目標をつくっていくのが一番ですね。出たときに、なにも得たものがなかったなんてつまらないですから。と言っても長い獄中生活ですから、なにかしら得てるものがある筈ですけれど。目つきが悪くなったとか、メシの喰い方が驚異的に早くなったとかはダメかしらん? 今やっている手話の方は、出るまでには、まあまあ日常会話くらいはできるようになるでしょ。手話もひとつの言語と考えれば、一監二語獲得ってところかな。
私が手話を覚えようという気になったのは、逃亡中新聞配達やってた時だから、もう16年位前になる。配達先に聴障者の人がいたので、手話でも覚えていれば役に立つだろうと思ってだったが。それがやっと勉強できるようになって、よかったわい。
 「草の根通信310」に載ってた「読んで読んでこんな本」がこちらの官本にあったので読んだっちゃ。『浪花の板前国賊噺』径書房というやつ。官本に時たま、径書房の本がまぎれこんでいたりする。わりと掘り出しもんがあるので、交換の度、さてこんどはどんな本が廻ってくるのだろうか、とたのしみなところである。
 まゆみちゃんはほっそりしたように前思ってたが、どうも写真うつりの問題だったようで、やっぱりあいかわらずだったな。
★98年9月分作業賞与金 1等工 9割増(基本給5、471円50銭) 10、396円。
 今回はこんなところでおしまい。では元気で!また!
1998.10.25 寿一記


SHACO
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