虹をわたる
―死刑廃止を求めて―

日時◆7月12日[土]午後4時〜8時

会場◆R’sアートコート(新大久保)


Swing MASA Band

[メッセージ]  これを書きながら、10年前したN.Y.にくるための資金稼ぎかねてした”いってきますコンサート”のパンフをよみはじめました。大道寺さんは、いずれ腕を磨いて、ラジオを通して聞きたいですって。益永さんには、私の演奏している写真を送ったら、アルトの音がきこえてくるようで、いつか再会するときがきたら、たっぷり聞かせてくださいねって。永田洋子さんは、すごい、拍手、カンパしたくなったのでといって裁判費用だけでも大変なはずなのにカンパしてくれました。
 この3人が私を支援してくれるかぎりこれからもくじけることはないと思います。
 彼らこそ、この世の中で一番、私の音楽を聞いてほしい幻のオーデイエンスです。
 まだかれらには、奇異もらったことはないのですが、最近はラジオ番組にゲストででたり、テレビ出演の仕事もけっこうあるので、東京拘置所に流れるラジオを通して“明けの星を見上げて/Revolution”や“Don'tkill”が流れることも夢ではないような気がします。
 7.12は、彼らに会場に聞きにきてはもらえませんが、東京拘置所の彼らに届くよう思いっきり吹きたいと思います。
 自由に向かって魂のサウンドは、獄中の壁をつきやぶり彼らに響いていくことでしょう。
 たとえ権力がどんな方法を使っても、私たちがわかちあう、この精神的な絆は、引き裂くことはできません。
 かけがいのない命のために、獄中の中と外で、“Don't Kill”って、わたしのZazzでSwingしてみませんか。
Masa with love  May,29,1997



A-Musik

[メッセージ]
 リマまの大使館の中庭で、15の人殺しをしてきた者たちが挙げていた歓声。あの声を甘く包み込む伴奏などごめんだ。あのリズムで踊りたくなんてない。
 絞首台の周りで顔を合わせてしまった傷を癒す音楽など、どこにもない。
(竹田賢一)



朴保バンド

[メッセージ]
 この世界にどれだけの人々が獄中に閉じ込められているのだろうか。どんなふうに一日一日を死と向かい合い、毎日を過ごしいるのだろうか。つい先日のペルー人質事件は、刑務所における暴行、拷問、人権問題をあらわにしたものだった。いったいテレビを見ていた自分はどちらの側に立っていたのか。そして、どちらの側に立ってこれからも生きてゆくのか。いま、はっきりと自分の考えを持たねばならない。

主催:東アジア反日武装戦線への死刑・重刑攻撃とたたかう支援連絡会議
03-3891-7047:(水曜夜)、03-3807-9704(平野)
http://plaza4.mbn.or.jp/~hannichi/
企画協力/桜井大造・大熊亘 デザイン/叢蜘けんじ 印刷/ジャムプリント

*前売 2500円  *当日 3000円

前売券は、ミニコミ書店「模索舎」で販売しています。
     〒160 東京都新宿区新宿2−4−9
     TEL&FAX 03(3352)3557

大道寺さん・益永さん判決確定10年
 DON'T KILL CONCERT 1997 


虹をわたる―D0N’TKlLL(殺すな)コンサート’97

 1987年2月と3月、「東アジア反日武装戦線」上告審の最終弁論と判決の日、最高
裁前の路上は全国から集まった300余名の仲間で埋まりました。色とりどりの旗やのぼ
り、楽器を持ち、ゼッケンやポンチョをつけた思い思いの方法で「大道寺さん、益永さん
を殺すな」「死刑・重刑判決粉砕」の声を上げました。
 あれから10年、大道寺将司さん、益水利明さんは死刑確定後、外部との交通を極端に
制限されながらも元気に生き抜いています。これまで2人の死刑執行を阻止してきたのは
「再審研究会」を中心とした緻密な再審請求の継続であり、多くの仲間たちの協力による
獄中一獄外共同訴訟であり、そして日本の海外侵略・天皇制を撃つ彼らの問題提起に共感
する少なからぬ人々の注目であったろうと思います。しかし一方で、法務省は死刑廃止の
世界的趨勢に逆行するように、93年以降96年末までの4年間に21人も処刑するとい
う暴挙を行なっており、今後も死刑執行の危機は続くと判断せざるをえません。
 2人の死刑確定から10年の節目である今年を執行阻止の新たな1年目としていく決意
を込め、そして現在恐るべき勢いで強行されている死刑執行を食い止め一日も早く死刑制
度を廃止させようとの願いを込めて、ニューヨークから帰ってくるサックスのMASAと
その仲間たちを迎え、7月12日(土)の夕方、「虹をわたる――Don’t Kill
(殺すな)コンサート ’97」を行ないます。MASAは87年3月の最高裁前でもサ
ックスを吹いていてその直後にニューヨークに渡ったので、「彼らの10年は私の10年
でもある」と言っています。彼女は毎年「殺すな!コンサート」のツアーをしながら日本
中をまわり、死刑廃止を訴えています。そこでは必ず彼女が作曲した大道寺さんの「明け
の星を見上げて」が演奏されます。
 今回のコンサートには、A−Musikと朴保バンドも趣旨に賛同して出演してくれる
ことになりました。それぞれの立場から音楽を通して鋭く深いメッセージを送り続ける3
つのバンドの共演は、力強い空間をつくりだすことと思います。では7月12日、新大久
保のR’sアートコートでお会いしましょう。

[出演バンドとメンバー]

Swing MASA Band
MASA/サックス
ブロス・タウンゼント/ピアノ
カルビン・ジョーンズ/ベース
塩入基弘/ドラムス

A−Musik A-Musik Home Page
竹田賢一/大正琴&ヴォーカル
大熊 亘/クラリネット
岩館 洋/アルトサックス
千野秀一/ピアノ
小山哲人/ベース
中尾勘二/ドラムス

朴保バンド
朴保/ヴォーカル&ギター
Kuma/ベース
コーキ/ドラムス



◆賛同カンパのお願い◆
7/12コンサートを成功させるために多くの方の協力を必要としています。よろいくお願いします。  一口 1,000円
郵便振替:00120-5-71752 近藤一

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